HA36S アルトワークスクラッチ交換と費用

アルトワークスのクラッチ交換を行った。アルトワークスの走行距離が126,000km。車検の際に、ブレーキメンテなどは実施済み。

車検に伴う整備についてはこちらの記事を参照

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距離も伸びているので、そろそろクラッチ交換をしておくかな、というタイミングだ。今回はプロにお任せしての作業。交換した部品、および費用について記事にした。

目次

クラッチ交換の目安

クラッチ交換については、ミート位置の変化やジャダー、異音、クラッチ滑り(回転数が上がっても速度が上がらない)などで判断できる。

交換時期の目安は、使い方や運転技量によって全く異なるので一概に言えない。例えば渋滞の発進、停止が多い場合にはヘタリは早いだろう。半クラッチを多用するような乗り方だと、クラッチディスクの摩耗は大きくなる。

妻は回転数合わせてクラッチに負担がかからない丁寧な乗り方をしているようで、滑りなどはまだ発生していなかった。しかし、クラッチの切れが悪いと感じていたので、レリーズベアリングかダイヤフラムスプリングのヘタリが進んでいると思われた。ミートする位置が若干手前になったと感じていたし、原因が何にせよ、距離も10万キロを超えているので、交換することにした。

今回はプロにお任せ

作業としてはドラシャ抜き、オルタネータ外し、メンバー外し、トランスミッション切り離し、ディスク交換、となる。嫁の通勤車ということもあり、作業の試行錯誤しながら土日で完了させるにはハードルがとても高い。ということで今回は、NBロードスターのメンテ以来、いつもお世話になっているガレージAzナカザワさんにて作業を依頼した。

交換した部品と費用概算

クラッチディスク

取り外したクラッチディスクの残量。やはりまだ、ディスク自体は残っている。

クラッチカバーAssy

カバーAssyの中心に向かって分割している羽のような形状がダイヤフラムスプリング。ここに、レリーズベアリングがセットされている。クラッチペダルを踏むとこのダイヤフラムスプリングの真ん中が押されて、裏側についているプレッシャープレートと、クラッチディスクが切り離される仕組み。

裏返すと、プレッシャープレートが見えるが、結構傷が入っていた。

レリーズベアリング

レリーズベアリングにはゴリゴリとした感覚があったので、ヘタリが進んでいたと思われる。

エンジンの回転を伝えるメインシャフトからの出力を受けているので当然か。よく頑張ってくれた。

交換部品と費用

クラッチカバーAssy.、クラッチディスク、レリーズベアリング、左右ハブナット(ドラシャを一度抜くとき、ハブナットを交換してもらえるのは流石ですね)+ミッション脱着およびクラッチのOH作業工賃。ちなみに、ミッションオイルを抜くことになるので、ミッションオイルの指定があれば忘れずに。

部品費はメーカー都合により変動するのでおおよその目安だが、工賃込みで7万円ほど。

クラッチのフィーリングが劇的に改善

少しずつ進む性能の劣化は気が付きにくいため、クラッチ交換で純正の本来の性能を取り戻すと、クラッチフィーリングが劇的に良くなったように感じた。MTで操るアルトワークスが、より楽しくなった。ペダルがつながる位置も良い感じに調整してもらえた。

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