Arduino Nano(互換機)とELEGOO NanoボードでLED点滅(Lチカ)

車載ガジェットを作成するのに便利なArduino。Arduinoに挿して使える”シールド”も豊富であるため、これらを使って簡単に試作品を作成する事ができる。一方で、Arduino UnoやArduino Megaなどを用いる場合は、そのサイズが大きくなりがちだし、価格も高い。そこで、より安価に、小さいArduino互換品を購入してみた。今回は、簡単なLED点滅プログラムを作成。

目次

Arduinoの選定と互換機

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Arduinoは大きさや用途によっていくつか種類がある。今回は簡単なプログラムを搭載したガジェットを作成するので、小型化されたArduino Nanoを検討した。Arduinoは設計図も公開されており、様々な「Arduino互換機」が本家Arduinoよりはるかに安い値段で売られている。当然、開発環境もArduino用のものを使うことができる。今回は、小型のArduinoの代表格であるArduino Nanoの互換機、ELEGOOというメーカーの製品も同時に購入してみた。

今回は3個入りのELEGOO Arduino用 Nanoボードという互換品を購入した。ELEGOO Arduino Nano互換品の価格は、本家Arduinoの約3分の1。この記事では、以降「ELEGOO Nanoボード」と呼ぶ。

ELEGOO Nanoボードの場合は、自分でピンをハンダ付けする必要があるが、そもそもArduino Nanoは基板にハンダ付けして使うことを想定して設計されていると思われる。ピンの取り回しなどを考えると、自分でハンダ付けするほうが理にかなっている。Arduino Nanoは、ユニバーサル基板のピッチになっているので、最終的にユニバーサル基板に搭載してハンダ付けして使用することが多いだろう。

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ELEGOO NanoボードのUSBシリアル変換ドライバ

ELEGOO NanoボードはUSBシリアル変換ICにCH340というチップを使用しているため、Arduinoの開発環境で作成したプログラムを焼き込む際にはCH340のドライバーをインストールしてやる必要がある。ドライバーはコチラのサイトを確認し、CH341SER.EXEを確認してみたところ、CH340Gに対応しているようなのでダウンロード。

EXEファイルを起動してインストール。

完了したらWindowsの場合「Windowsボタン」→「設定」→デバイスでをクリックすると、正しくインストールされていれば、ELEGOO Nanoボードを接続すると、以下のようにUSB-SERIAL CH340と認識されるはず。

シリアルポートの番号は勝手に割り振られる。

プログラムの作成

早速簡単なプログラムを作成。ELEGOO Nanoボードには他のArduino同様、ボードにLEDが搭載されており、13番ピンを指定して点滅させることができる。

void setup() {
  // put your setup code here, to run once:
  pinMode(13,OUTPUT);
}

void loop() {
  // put your main code here, to run repeatedly:
  digitalWrite(13,HIGH);
  delay(300);
  digitalWrite(13,LOW);
  delay(200);
}

作成完了したら、コンパイルしてみる(↓画像の✓ボタン)

プログラムの書き込み

コンパイルが無事完了したら、ELEGOO Nanoボードへ転送する。シリアルポートの番号は先程ドライバーをインストールしたときに割り振られているCOMポート(今回はCOM5)を選択。

マイコンボードへの書き込みボタンを押すと、ボードへの書き込みが開始される。

書き込みが完了すると、ELEGOO Nanoボード上のLEDが点滅を開始する。

Arduino Nanoにも同様のプログラムを書き込んだ(↓写真右側)。もちろん、こちらも同じように動作する。

まとめ

車載用ガジェット作成のため、安価に小さいArduino Nano およびその互換品であるELEGOO Nanoを購入してみた。今回は、簡単なLED点滅プログラムを作成することができた。

今回購入した製品

3個入りのELEGOO Arduino用 Nanoボード互換品

PCと接続するためのUSBケーブルが付属していないので、別途購入が必要。miniB規格で、データ通信可能なものを選択する。筆者も使っていて実績もありおすすめ。

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