CR-Vハイブリッド(北米仕様)レビュ

CR-Vのハイブリッド(北米仕様)が我が家にやってきたのでレビュ。ホンダのCR-Vは、1995年の初代登場以来、実用性、快適性、燃費性能のバランスが取れたこのモデルは、都市部からアウトドアまで幅広いシーンで活躍。最近の北米でのSUVブームもあり、CR-Vは北米市場において非常に好調。日本では同型の燃料電池車は販売されているものの、ハイブリッドは販売されていないが、北米では2023年、24年それぞれ、約40万台もの販売台数を誇る人気モデルで、町中を走行していても頻繁に目にする。

CR-VはアメリカではコンパクトSUVに分類される。日本に比べると道路幅も広いので、小さくて取り回しが良いモデルと認識されている。

目次

エクステリア

押し出し感の強いエクステリア。車の顔とも言えるヘッドライトの造形も複雑。シャープな印象を与えるLEDヘッドライトも印象的だ。

リアも”まとまり”感のあるデザインで好印象。

内装

運転席

運転席も適度な広さがありリラックスして運転できる。

Android AutoおよびApple Car playのワイヤレス接続に対応しており、スマホを持って車に乗れば自動接続してくれる。9インチのディスプレイに表示されるので視認性も良好。

ワイヤレスチャージャーも装備。

シートアレンジ

5人乗りモデルで、我が家の場合は家族での移動を想定してちょうど良い広さ。数泊分の荷物と妻、子供二人で旅行に行くのに最適だし、普段の学校などへの送迎にもちょうどよい広さだ。

リアシートは倒してフラットにすることが可能。

27インチのマウンテンバイクをそのまま積める。

ドライビング性能

2.0Lのハイブリッドシステムで204馬力を発生。

120km/hの巡航も快適。AWDなので雪道でも安心できる。弱アンダーセッティングなので、雪道で踏んでリアを出しても安心。姿勢制御も今までに比べるとマイルドな介入で良い。

あわせて読みたい
雪道ドライブ(アメリカ編)オールシーズンタイヤで何とかする民 アメリカの雪道ドライブでは、日本とは異なり「M+S(Mud and Snow)」タイヤが一般的に使われている。これは泥や雪道での走行をある程度考慮したオールシーズンタイヤで...

サスペンションもオフロードというよりは街乗り重視のセッティングでコシのある乗り味。コーナーでふらつくことが無く、セダンっぽいフィーリングに好感を持てる。

燃費は公称値で市街地モード18.3km/l, 高速モード15.3km/lとあるが、気温が低いと悪化し、市街地と高速を半分ずつ走った場合の実績で10km/l程度、気温が10℃超えてくると15km/l程度まで回復する。

ADASシステム

ホンダセンシング搭載。渋滞追従モード付きのACC、LKAS、ブラインドスポットモニターなどを備え安心。

価格

日本で販売されているのは燃料電池車のみとのことだが、北米市場では最安グレードのガソリン車で$30,100(1ドル150円で約450万円)から、ハイブリッド車で$34,650 (約520万円)から。今回のモデルは最上級モデルで600万円程度の価格帯となる。車両の素性はよく、アメリカでは大変人気のあるSUVであるものの、この価格のまま日本導入しても売れないだろう。車両価格は円安の影響で高くなるばかりなのが残念だ。

まとめ

ホンダCR-Vは、アメリカ基準ではデザイン、快適性、走行性能、燃費、安全性のすべてにおいてコスパの高いSUVで人気が出るのも頷ける。特にハイブリッドモデルの静粛性と燃費の良さは魅力的で、トータルで見ても完成度の高い車である。価格の問題さえなければ、是非日本のマーケットでも展開してほしいと思う。

関連記事

あわせて読みたい
CIVIC Si(北米仕様)レビュ 我が家にCivic Si 2024モデルがやってきたのでそのレビュを。Civic Siは、スポーツカーの楽しさを求めるドライバーにとって非常にコストパフォーマンスが高いモデルに仕...
あわせて読みたい
雪道ドライブ(アメリカ編)オールシーズンタイヤで何とかする民 アメリカの雪道ドライブでは、日本とは異なり「M+S(Mud and Snow)」タイヤが一般的に使われている。これは泥や雪道での走行をある程度考慮したオールシーズンタイヤで...
この記事をSNSでシェアする
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次