アルトワークスに使用しているFINALIST 595 EVOを使用して約1年半。主な使用目的は妻の通勤で、距離にして約20,000kmを走行したタイヤの状態を紹介する。価格も安く、通勤はもちろん、ワインディングのドライブでも十分楽しめる。
グリップやノイズ等のタイヤのレビュはこちらの記事に記載している。
タイヤにもだいぶ慣れてきた。この記事では、溝の減り具合(いわゆる「ライフ」)や、性能の劣化などに関してのレビュを記載する。
FINALIST 595 EVO
いわゆる「アジアンタイヤ」と呼ばれるタイヤ。価格も安く、普段通勤で使用するにはコスパが良いと考えている。台湾のタイヤメーカーFEDERALから発売しているタイヤのようだ。古くからあるアジアンタイヤのメーカーなので、アメリカ市場や日本市場では「知っている人は知っている」タイヤ。そのコストパフォーマンスには以前から定評がある。価格も安く、使いやすいタイヤを多くリリースしている。
1年半、約20,000kmを走行した残り溝
購入したタイヤは、2021年47週(11月末ころ)のもの。
20,000kmを走行した駆動輪(前輪)の状態はこんな感じ。アルトワークスはFFなので、駆動輪は操舵と駆動両方を受け持つため、後輪に比べて減りが早いにも関わらず、溝は全然残っている。また、アルトは青空駐車で紫外線による攻撃を受けまくっているが、劣化の差は国産タイヤと差はないと思う。
後輪の状態は↓写真の通り。まだロゴが残っている。
ちなみに、参考までに新品は↓。もちろん減りはしているものの、スリップサインまであと半分、といったところ。
ということで、前後タイヤのローテーションを行った。FF車の場合は、タイヤの負荷が前輪に集中する。リアタイヤの状態がいいので、このタイミングでローテーションを行うことで、あと1年半程度は持つだろう。
すなわち、通勤で使用し、時々ワインディングを楽しむといった使い方で、スリップサインが出るまでの走行距離は(使い方によって大きな差があるものの)ライフは30,000km程度と考えられる。
タイヤの溝よりも、鮮度に注意
厳密に言えば経年劣化による性能の低下は発生していると思われるが、1年半程度ではグリップの低下は感じられることはなかった。また、上記で紹介したのは、あくまで走行距離と溝の残りであって、タイヤは「ナマモノ」であることを忘れてはならない。経年劣化により、ゴム製品であるタイヤは硬くなり、グリップの低下や乗り心地の悪化は避けられない。硬化したタイヤは、グリップの低下だけではなく、高速でのバーストの危険もある。アルトワークスのような運転を楽しむ車ならなおさら、タイヤの状態には気を使っておきたい。
まとめ
今回選んだFINALIST 595 EVO 165/55R15 75Vは、峠道を楽しく走れて通勤にも快適、おまけに安い、更にライフも長い!ということでオススメだ。
1年半前に以下Autowayで購入し、Autowayが提携するタイヤショップ(タイヤピット取付店)で取付を行った。Autowayから直接取付店に配送、取付店ではクルマからの取り外し、取付まで行ってくれるサービスがあるのでそちらを利用してみた。タイヤ交換で1本あたりの工賃が2,000円ちょっと。
レースやサーキットを走行する場合でなければ、グリップ性能は十分だし、ライフも長い。ロードノイズも大きくないタイヤだ。しかも、価格が安いというのがありがたい。その価格の安さを活かし、溝の残りを見て交換時期を考えるというより、車検の度に新品に交換してしまう事をおすすめしたい。
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