987ボクスターのジャッキアップ方法とジャッキアップツールの作成

987ボクスターには、日本車に一般的にあるような「ジャッキアップポイント」がない。そこで、ジャッキアップ専用ツールを作成し、ジャッキアップする方法を紹介する。

目次

ジャッキアップのツールづくり

あまり考えずに購入した987ボクスター。できるところは自分でメンテしてみようと、足回り~下回りの点検を行うべくジャッキアップが、、、、普通にできない。ジャッキアップポイントがわからんので調べてみると、
https://www.pelicanparts.com/techarticles/Boxster_Tech/01-BASICS-Jacking_Up/01-BASICS-Jacking_Up.htm
ほうほう。こりゃ何か作らんとだめだな。ってことで、早速、近くのホームセンターとAmazonで部材を購入。

¥1,000くらいで鉄材が手に入ったので、この中心にジャッキを噛ませてジャッキアップする作戦。角材の厚さはT2.5mm。ドリルで加工が必要なのでこれが限界。あとは、海外サイトにもあったアイスホッケーのパック。

これを加工していく。ホッケーのパックにドリルで穴を開け、固定用のネジを通す。リア用、フロント用に両方使えるように穴あけ加工(↓左がリア用、右がフロント用。ホッケーのパックを組み替えて使う。)

穴あけ加工と、パックのセット

ただし、これだと強度がでなさそうと考えて、アングル材で補強。

更に、油圧ジャッキの中心からずれないように、こんなネジを取り付ける

油圧ジャッキにセット。

ジャッキアップ

お約束:ジャッキアップには危険が伴います。最悪、死亡事故に至ったり、大事なお車を破損させてしまうリスクがあります。当サイトに掲載された情報により生じた損害等につきまして、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

まず、アストロのスロープ使ってフロントの下に空間を作り(このとき車止めをかけないと、リアを上げたときに前輪が動いてクルマが落ちる可能性があるので、ホント注意)

後でジャッキが入りやすいように、フロントに下駄を噛ませておく

はい、リアはここでジャッキアップ

リアは、サスペンションの付け根

フロントは、ここ

フロントは、ボディフレームの溶接されている周辺

で、やっとウマに乗った!の図

つーか、ジャッキアップポイントがないってだけでこの大変さ。きっと2柱リフト前提なんだね。無事(?)ジャッキアップできた。

しかし、下に潜ってみると、かなり凝ってるね~。樹脂のパネルで覆われていて、ぜーんぶフラット。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • Pelican Partsのフロント側のジャッキアップ箇所が986の写真のみだったので、987での写真が参考になりました。
    質問なのですが、自作のジャッキアップツールの左右のパックの間の幅を教えてほしいです。

    • すずね 様
      すでにツールと設計図を処分してしまいまして、すみませんが数値は覚えておりません。申し訳ありません。

      ご参考までに:作成の際には先にパックを用意し、両面テープでボディ側の「あてがいたい場所」に貼り付け、パック間の距離をメジャーで測って作成しました。
      コツとしては、リア側はメンバー補強バーでジャッキアップするため、割と自由度が高い(なんとでもなります)ので、先にフロント側に合わせて作成することをおすすめいたします。

      • 答えていただいてありがとうございます!
        早速それでやってみたいと思います。

        他の記事を全部読んで、実は今所有しているボクスターが岡本さんが所有されていた個体だということに気づきました。これからも大切にメンテナンスして乗っていきたいと思います。

        • すずね 様
          マジですか・・・良い車ですよね。MTで2.7Lは渋いと思います。
          クルマは色々な楽しみ方がありますよね。
          楽しんでナンボなクルマですので、ぜひ、幸せなポルシェライフを!

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