北米仕様 Honda パイロット(Pilot)レビュー

以前紹介したHondaのピックアップトラック、リッジライン続き、我が家にパイロット(Pilot)がやってきた。パイロットはHondaが北米向けに販売しているSUVで、2002年から続いており、現行は4代目に当たる2025年モデルである。

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北米仕様 Honda リッジライン(Ridgeline)レビュー | クルマ志考 | 車を楽しむ、考える、理解する。 北米仕様Honda Ridgelineをレビュ。2トン級ボディにV6エンジンを搭載し、快適性・荷台の実用性・燃費性能を高次元で両立。3.5L V6 自然吸気 I-VTEC。280馬力のピックアップ...

トラックのみだと、4人家族であればなんとかなるものの、やはりリアシートは少し狭い。更に、来客や子供の部活の送り迎えなどで他の子供を乗せることや来客を考慮すると、3列シートを備えているパイロットが魅力的。燃費はあまり良くはないものの、週末の家族でのアドベンチャーや、遠出ドライブに重宝するモデルである。今回は、2025年モデルのパイロットの、ブラックエディションについて紹介する。

目次

エクステリア

色は、リッジラインと同じソニック・グレー・パールを選択。一般的にアメリカの駐車枠は日本に比べて広いため、この画像はコンパクトに見えるかもしれないが、とにかくデカい。

全幅1,994mm、全長は5,077mmとなり、日本の特に都心部では持て余すこと間違いなしだろう。アメリカのガレージでも結構ギリギリだ。

屋根にルーフレールがあるので、オプションのルーフキャリアを載せて荷物満載で観光に行くみたいな使い方も考えられる。

CR-Vと似た顔つきだが、パイロットのほうが押し出し感も強力だ。CR-Vはもっと都会派のイメージ。

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インテリア

Hondaモデルの中で最上級のSUVということなので、インテリアは所謂「全部載せ」仕様となる。革巻きのステアリングには運転支援スイッチと、メーターを操作するためのスイッチ、パドルシフト、さらにヒーター備わる。パンチングレザーのステアリングのパイロットとは違い、滑らかな手触り。革張りのシートにも、シートヒーター/クーラーが備わる。運転席の座り心地は上々。

メーターはフル液晶。運転支援系の表示と、メディア再生、および車両の燃費情報などが確認できる。ステアリングのスイッチでカスタマイズが可能。運転支援システムも、現時点での全部入りで、全車速で先行車に追従し、完全停止までしてくれるが、フリーウェイでは車間距離を長く設定するとガンガン割り込まれ、かと言って車間距離を短く設定すると渋滞が発生すると怖いと感じ、運転者がシステムより先にブレーキを踏むことになる(フリーウェイで前方が渋滞すると、120km/hから完全停止するまで、先行車が割と強めのブレーキを踏む)。

シフトは、慣れが必要なボタン式。パーキングブレーキも電子式。このため、停止保持機能が備わっているので、ブレーキを放してもクリープで前に進まないようにしてくれるブレーキホールド機能があり、渋滞時などには便利。DRIVE MODE選択とか、急な下りをゆっくり降りてくれる、みたいな機能もあるが、通常使うことはない。

ナビはAndroid Auto/Apple Car play対応。スマホを持っていればワイヤレスで接続し、スマホのアプリでナビが可能。

後席

2列目、3列目はそれぞれ3人がけ。合計8人乗り。2列目にはシートヒーターを備え、2列目からもエアコンのコントロールも可能。

普段からフル乗車で使用することはそうそう無いので、基本的には4人乗りのシートアレンジにしている。以下のように2列目は真ん中の座席を倒して肘置きにしつつ、3列目はすべて倒してカーゴスペースとして使用。

ちなみに、必要に応じて2列目の肘置きを外してカーゴスペース下に格納し、3列目にウォークスルーでアクセス可能なモードがあるが、子どもたちには不評で、肘置きのほうが良いそうだ。

ドライビング性能

エンジンは、3.5L V6自然吸気i-VTECエンジン。今のうちしか乗れないだろうなーとは思う。最大出力285馬力、トルクは355N・m。

これに10速ATが組み合わされる。車線変更などで鋭い加速が欲しい時のレスポンスがもう少し向上すれば更に良い。燃費は、110km/h~130km/h の法定速度巡航で大体8km/lといったところ。これだけの巨体で、しかもAWD。エンジンの排気量や投影面積のデカさを考えると善戦している。

足回り

このグレードに搭載されているタイヤは、オールシーズンタイヤの225/50R20。まぁ、都市型SUVとしてはいい感じなんだろうが、もう少し扁平率が高い方が好みではある。SUVなので。トレールスポーツという、オフロードタイヤが標準のグレードの場合265/60R18が選べるものの、燃費が少し落ちる。

サスペンションはこのあたりの車格の車にはお馴染みのフロントマクファーソン式。

リアもお馴染み、マルチリンク。

まぁそうなるよね、という感じのレイアウト。いっぱいリンクがあると、テンションは上がる。コーナリング性能も悪くはないし、運転していて楽しい。ただし、リア席の乗り心地はオデッセイのほうが好みかも。あとは、ステアリングの手応えがリッジラインに比べて軽いと感じる。この手の車両は、我が家もそうだが、子供の送迎で女性が乗ることも多いので妥当であろう。

家族でドライブ

往復1,000km程のドライブに出かけてみたが、運転支援システムの恩恵は大きく、非常に快適。

週末の家族小旅行には、完璧な相棒となるだろう。

価格

$42,195からのスタート。今回紹介したブラックエディションの場合、$54,995(864万円:1ドル157円換算)となる。日本に逆輸入されるとなると、もう少し値段は高くなるか。

まとめ

北米仕様のHonda Pilotは、日本のSUVとは前提がまったく違うクルマだな、というのが正直な印象だ。とにかくサイズと室内空間に余裕があって、3列目まで含めて「家族で使う」ことが最初から想定されているのがよく分かる。走りもオンロードでの快適さが中心。内装や装備もかなり洗練されていて、アメリカでこのクラスが支持され続けている理由も納得できる内容だった。日本では乗る機会の少ないモデルだが、北米Hondaの考え方を知る上では、とても分かりやすい一台だと思う。

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