我が家のフリードスパイクの夏タイヤは、アラブ首長国連邦のドバイ(!)に本社があるZAFCOが扱うタイヤ、ZEETEX ZT1000を導入している。すでに1セット使い切り、2セット目。ZEETEX ZT1000の概要と、国産タイヤと比べて耐久性やグリップ、燃費などの観点で、インプレッションを記載する。
なお、海外製のスポーツタイヤについてはこちらの記事↓を参照
ZEETEXとは
実は海外製のタイヤについては、そのコスパの良さから割とヘビーユーザーだったりする。今回導入したZEETEXは、いつも輸入タイヤを購入している通販サイトAutowayで購入した。フリードスパイクの純正サイズ(185/65R15)だと、1本あたり4,000円程(2022/04月)。
交換工賃は、自分で車両から取り外して、タイヤ付きホイールを持ち込んでホイールに取り付けてもらって、4本で6,000円程。合計23,000円程度で交換完了。国産タイヤ1本+αの価格に抑えられる。
ゴムは劣化するものなので、高いタイヤを長く使うより、価格を抑えたタイヤを頻繁に交換するスタンスである。新品タイヤ、ゴムが劣化していないので柔らかく、乗り心地も良いく気持ちいい。
燃費性能は国産にかなわないが、静粛性も良いし、ウェット時のグリップ性能に不満はない。
ZEETEX ZT1000 のレビュ
タイヤは、走る・曲がる・止まる全てに関連する重要なパーツ。趣味で乗っているS660の場合はドライグリップ重視で他はあまり気にしない。しかしフリードの場合、家族で遠出に使用。よってドライグリップはもちろんのこと、雨の日のグリップ、ライフ、静粛性や燃費性能も重要な指標となる。
グリップ
フリードスパイク購入時の純正タイヤはヨコハマのS76Aという純正採用タイヤだった。特別ハイグリップでもないし、すごく静かというわけではない。要は「普通のドライグリップ」するタイヤだった。
それに対しZT1000は、「めちゃめちゃ食いつきが良い!」なんてことは無く、ごく普通のグリップを発揮する。タイヤの真円度も悪くないのだろう、ウェイトは最小限で済んだ。妻も使うクルマなので、万が一の際のグリップ性能を試す意味で(?)ジムカーナ場に持ち込んでテストしてみた。
縦グリップの方が得意なタイヤだな、という印象。きれいに荷重を載せていくと、「コォォォォ」っていう限界付近であることをちゃんと教えてくれるし、いきなりグリップが抜けるような裏切りもない。一般的な乗用車のタイヤとしてはグリップも十分だし、限界時の挙動もわかりやすい。そつないタイヤ、という感じだ。ちょっと激しく走っても、フリードスパイクではブロック飛びなんて起こせなかった。
雨の日のグリップについても、溝が深く、排水性も良いためと思われるが、ごくごく普通のタイヤ。取り立てて褒めるところもないし、取り立ててダメなところもない。
ライフ、静粛性、燃費性能
私は、タイヤは3年程で新品に変えてしまう。理由は、お高い国産タイヤであっても、どうしても3年もするとゴムが硬化し、グリップ(特に雨の日)が低下していくためだ。もちろん車検には通るし、通常の使い方では何ら問題なしなのだが、やはりフィーリングが悪化する。ZEETEX ZT1000で2年半で2万キロを走行したが、スリップサインまで40%ほどあるな、という感じ。よって、価格が安いこのタイヤを3年毎で交換して乗るのが一番コスパが良いと考える。
静粛性については、国産の最新スタッドレスタイヤの走行ノイズが気にならない人であれば、絶対文句は出ない(当然、サマータイヤなので国産スタッドレスタイヤよりはるかに静か)。
燃費性能についても、高速道路を走行して15km/L程度、流れの良い一般道で12km/L程度で、純正タイヤと遜色ない。渋滞などの外的要因の方が大きい。
タイヤ交換の方法については、こちらの記事を参照
まとめ:コスパを考えるとベストバイ
グリップ、ライフ、静粛性、燃費などの観点から判断しても、ヨコハマのBlueEarth185/65R15 88Hを選ぶと、タイヤ価格だけでおおよそ2倍以上の値段がするため、 ZEETEX ZT1000はコスパが良いタイヤであると考える。 取り立てて褒めるところもないし、取り立ててダメなところもない。ちょうどいいフリードに、丁度いいタイヤだと思う。
タイヤ交換について
タイヤ交換についてはディーラーにお任せという人も多いだろう。私は、自宅でジャッキアップしてタイヤ・ホイールを取り外し、時間貸しのタイヤチェンジャーでタイヤの組み換えを行うこともあるが、時間がかかってしまう。
自分でやるのが面倒な場合、Autowayが提携するタイヤショップ(タイヤピット取付店)が各地にあり、Autowayから取付店に配送、取付店ではクルマからの取り外し、取付まで行ってくれるサービスがあるのでそちらを利用してみると良いだろう。(別記事で書くが、アルトワークスで利用してみた)
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