12月に入ると、山間部では雪が積もり始める。年末年始の帰省の際には渋滞を避けるために夜に移動することも多い。また、これからの季節、雪遊びに出かけることもあるので、スタッドレスタイヤに履き替えを行った。タイヤ交換を自分で行う際の方法も記載。
なお、フリードの夏タイヤ選びついての記事は、こちら参照↓。
雪は「突然」来る
2018年1月、2021年1月に東京都内に20cmの積雪があり、スタッドレスタイヤを履かない車が立ち往生した事があったが、そもそもスタッドレスは雪が想定される冬を走る場合には必須の装備である。
なので、雪が降る地域に住んでいる、あるいはその地域に出かける際には予めスタッドレスを手配しておく必要がある。ちなみに、スタッドレスタイヤは大体9月頃から新作が市場に出始める。また、タイヤ販売店は12月になるとタイヤ交換を希望する客で混み始める。特に天気予報で雪が降ることが報じられると、スタッドレスタイヤを求める客で大混雑する。フリードなどはメジャーなサイズを使っているので売り切れは殆どないと思うが、マイナーなサイズのタイヤ在庫は早くなくなるので、10月~11月のうちに手配をかけておくのが良いだろう。まだ購入をしていない場合は、早めに手配をしておくことをおすすめする。
スタッドレスタイヤの選択
フリードに選んだタイヤは、DUNLOP製のWINTERMAXXシリーズ。GB3のフリードであれば、14インチのホイールを履ける。14インチのスタッドレスは経済的。
通販で買って、近所のタイヤやさんで組み替えてもらうのが最安。ちなみに、日本ブランドにこだわりがなければ、ナンカン製ってのもアリ。ホイールもセットで売っているので、ホイールが無いので今回ホイールも手配という人は、セットで安く購入できる。
2018年に購入し、今年の冬で3年目となる。私は大体3~4シーズン履いたら交換している。長距離乗ることが多いため、溝とグリップ低下のバランス点がその辺りになる。これは乗り方や保管方法によるだろう。
雪道やアイスバーンといった冬期路面を走るタイヤとしての限界(プラットフォーム)もまだまだあり、もちろんスリップサインも出ていない。
フリードはそれほど距離が伸びないので、先にゴムの硬化の方が問題になりそうな感じだ。上記はWinterMAXX 01(旧型)で、1万kmほど走行したタイヤ。減りについては全然問題ない。
前回取り外した時に空気を抜いて保管しているので、空気を入れてやる必要がある。保存時のタイヤ負荷を軽減するため、大体1キロくらいまで空気を抜いて保管しているためだ。空気を抜いて保管しているという方は、コンプレッサーがあるととても楽なのだが、ガソリンスタンドなどで給油のついでに依頼しても良いだろう。
コンプレッサー自体は安いもので十分。上記はパオックの25Lオイルレスタイプ(メンテが楽)。最新はタンクが30Lにアップされているので使い勝手も良い。
ブレーキのピストン抜きだとか、キャブやガレージ、エンジンルームの掃除に使っている。
交換ツール
交換に必要なツールは、ジャッキ、クロスレンチ、トルクレンチ、19mmのソケット。
機能的なクロスレンチ
上の写真のクロスレンチだが、とても機能的。スライドさせて、柄の部分を長くすることができる。
これで、緩める時に大きな力をかける事ができるし、十字形状にすれば早回しが可能。しかも、分割できるので持ち運びや収納にも便利。
ソケットは、大きな力がかかるのでナメると大変。精度が良いコーケン製をチョイス。
トルクレンチ
トルクレンチ選びについてはこの記事で解説。
タイヤ交換の際に計測が必要なトルクは、車種によって異なる。一般的に80~140N・mなので、その範囲に対応のものを選べばよいだろう。
タイヤ交換
ギアがパーキングレンジに入っていることを確認し、パーキングブレーキを踏む。ジャッキアップしないタイヤ側に輪留めをかけてから作業する。
前輪から交換を実施。ジャッキアップする前に、ホイールナットを軽く緩めておく(1/4回転程緩めれば十分)。ジャッキアップした後だと、フロントはインパクトレンチがないと緩まないため。
次に、ジャッキアップする。ジャッキアップ方法については、一度解説しているのでこちらを参照↓
ウマに乗っていないので、ジャッキアップしたら万が一に備え、交換しないタイヤをリフトポイント(ウマをかけるポイント)の下に置いておくこと。ホイールナットを取り外してタイヤを替えるのだが、その前にブレーキ回りのチェックをしておくと安心。ただし、絶対に車の下に潜ってはダメ。
ブレーキの残量OK。
タイヤを取り付けたら、ある程度締め込んで、着地させる。着地後、ホイールナットを締め付ける。ホイールナットの締付けは下図のように「対角線上」に締める。
ある程度締め込んだら、下回りになにもないことを確認し、ジャッキから下ろす。
最後に、トルクレンチで締め付ける。締め付けトルクは108N・m。
後輪も同様。ただし、パーキングブレーキをかけて作業しているので、リアのブレーキは外れない。交換したばかりなので、チェックはスキップした。
交換が完了したら、5km程走行して異常がないことを確認して完了。
フリードスパイクの夏タイヤに関してはこちらの記事を参照
タイヤの保管方法についてはこちらの記事を参照
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