初めての交通事故、しかもアメリカで!妻が経験した現実と教訓

クルマを運転するリスクといえば、交通事故。誰も交通事故を起こしたい訳では無いものの、ちょっとした不注意で交通事故を起こしてしまうことがある。運が悪かった人もいるだろうし、本人の不注意ということもある。さて、今回記事は、アメリカに来て妻が免許を取得して数ヶ月、彼女の不注意で交通事故を起こしてしまった顛末について、アメリカで事故を起こしてしまった時の対処法も含めて解説したい。

今、アメリカで事故にあったので、対応方法を大至急知りたい!!と思いここにたどり着いた場合、以下1)~5)を参考に。

1)安全確保と二次被害を防止:車を安全な場所に移動し、怪我人を確認。
2)911に電話し必要なら救急車を要請:救急車は、”I’m in a car accident, we need an ambulance”。
3)警察の到着を待ちながら相手の連絡先とナンバープレート、保険ナンバーを確認して撮影許可をもらい撮影。自分の免許証と保険についても相手に撮影させる。可能であればWitness(目撃者)の連絡先も控えておくと、後々役に立つことがある。現場を撮影し、互いの車や道路構造物の破損箇所、事故状況などをメモ。
4)警察が到着し、見分が完了したら、Police Reportを発行してくれるので、それを受け取る(保険請求に必要となる)。
5)保険会社に連絡し、事故を報告し指示に従う。

詳細は記事最後の事故時の対応まとめを参照

目次

はじめに:アメリカで運転するには?

アメリカで運転するために必要なものは以下の記事で解説している。日本の運転免許を持っていれば、日本の免許センターで1年間有効な国際免許証を取得できる。

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事故の一報

もう1年くらい前になるが、妻は免許を取得してしばらく経った時、仕事中に突然電話が鳴り、出てみると事故を起こしてしまったとのこと。幸い自分も相手も怪我はなく、警察が来て処理が始まるようなので、不安だし良くわからないから通訳してほしいと。そこで、車の状況を尋ねると、、、

相手の車は結構派手に壊れててびっくり。マルチリンク式サスペンションがもげているのを初めてみた。これはなかなか。。。。本当に誰にも怪我がなくて良かった。妻側は、フロント破損したものの、自走可能。

事故発生時の状況

聞くところによると、状況は以下の図の通り。

買い物を終え、ショッピングモールから出ようとしたところを直進してきた車両に衝突したというもの。青い車は妻、衝突した相手は黒色の車。天気は雨で視界が悪く、さらにショッピングモールに入る緑色の車の死角になり、黒色の車が見づらい状況。規制速度55mile/hの道路に飛び出した格好となる。相手は回避操作を試みたが、避けきれず、妻の車が相手の後側方に衝突。

メインの道路に非優先側から飛び出したので、完全に妻側が1当側(過失が重い)である。

なんで見落としたのか?

妻の日本での運転を見ると、安全運転だし、控えめに見ても上手いドライバーに分類されると思う。必ず一旦停止で止まるし、交差点直前で一度止まり左右を確認する。MTも運転するし、メリハリある加速もできる。隣に乗っていて不安もないし、ちょっとぶつけた以外の事故を起こしたこともない。それが、アメリカに来ていきなり派手な事故をしてしまったのである。

推察するに、日本との運転行動の違いにも原因があるようにも思える。ショッピングモールから出る先の道路が制限速度55mile/h、すなわち約90km/hである。ドライバーや州にもよるが、実勢速度は規制速度+10mile/hくらいのことが多く、雨だったとしても100km/h程度で走行していることが多い。その場合、目視で相手車両を75m先に確認しても、3秒で衝突することになる。日本にも同様のパターンが存在することはするものの、レアケースであろう(実勢速度90km/hの首都高の某PAからの合流など)。

ところが、アメリカ(特に私の住む地域)では「よくある」パターンだ。これに雨と、対向車両の死角が重なり、1当側、2当側ともに発見が遅れたため、事故に至ったと考えられる。これに対応するには、彼方に車が見えたら、一切動かないに限る

警察対応

誰かが警察を呼んでくれたようだった。警察官に、Police Reportを発行して貰う必要がある(保険屋との手続きに必要になる)。現場に到着した警察官に、妻に代わって電話で話をしてみると、”Failed to YIELD accident(優先道路妨害による事故)”でTicket(違反切符)を切るからね、と言われた。

文句があるなら裁判所に出向いて抗議ができることなどの権利を説明される。罰金は後日、自宅に支払通知が届くから、それに従って支払え、ということだった。

保険対応

保険屋に電話し、事故を起こしたことと、どこの修理工場に持っていったらよいかを相談し、近くの修理工場を紹介され、自走で後日持っていくことに。

もし英語に不慣れなら、日本語サポートのサービスが有料で申し込めるので、旅行などで運転する必要があるときは加入しておくとよいだろう。保険会社などを検索して準備しておくのがおすすめ。

罰金の対応

ひと月くらいした後、裁判所から罰金を支払うように通知が届く。罰金は$175(優先道路妨害)。人身事故の場合や重大な違反の場合、支払額は大きくなるようだ。申し立てをしたければ裁判所にて事情を聞くよ、とのことだった。事情を説明すると、減額されることもあるようだが、今回はこちらが100%悪いし、英語で意義申し立てなどできるわけなく、大人しく支払うことにした。

違反ポイントは2点(ミシガン州では12ポイントで免停:suspendとなるようだ)。2年違反しなければもとに戻る。

チケットに記載された257.649を調べてみると、

Right of way; rules; violation as civil infraction.Sec. 649.
(1) The driver of a vehicle approaching an intersection shall yield the right of way to a vehicle that has entered the intersection from a different highway. 
(意訳:交差点に入るときは運転者はすでにハイウェイを走行している車両に道を譲らなければならない)

ミシガン州法 https://www.legislature.mi.gov/Laws/MCL?objectName=mcl-257-649

ここで言うハイウェイ(Highway)とは、日本で言うところの一桁国道みたいなイメージ。

修理

保険会社を通して支払うため、私が修理に支払った額は0円。保証内容や保険会社によって手続きは異なると思う。修理に2ヶ月もかかったが、きれいに直してもらえた。

まとめ

アメリカで妻が交通事故を起こした体験をもとに、事故時の対処法を紹介した。安全確保、911通報、警察対応、現場記録、相手との情報交換、保険会社への連絡など、実践的な流れを詳述。今回は大きな怪我がなくて不幸中の幸いだったものの、特に視界不良や死角が重なる米国特有の道路事情が事故の要因となることがあり、注意が必要だ。いずれにしても、不注意による事故は、経済的負担は保険でカバーできるが、怪我がなかったとはいえ、時間的、精神的負担は大きい。車はアメリカ生活の必需品なので、「今日も安全運転ヨシ!」。

事故時の対応まとめ

1)安全確保と二次被害を防止

万が一事故にあってしまったら、まずは二次災害の防止。車両を安全な場所に止め、ハザードを点灯させる。自分、同乗者、相手、その他交通参加者を含めてけが人がいないかを確認。けが人がいる場合にはその救助に当たるべきだ(と思う。アメリカの場合むやみに手を出すと訴えられるので救急車が来るまで何もするな、という噂があるが、眼の前で倒れている人がいたら何が何でも助けるべきだと私は強く思うからだ。必要なら動画を撮影しておこう)。

2)911に電話し必要なら救急車を要請

まずは911に電話。基本的に人通りがある場所では、現地の方に911に電話してくれ、とお願いするのが一番早いだろう。今回は通行人の誰かが911に電話してくれたようだ。救急車と警察どちらも同じ番号で連絡がつく。救急車が必要ならば、“I’m in a car accident, we need an ambulance”。警察がやってくるまでその場で待機する。

以降、車を動かす必要があるときは「逃亡」と捉えられないように、周りの人に車を動かす旨を伝える。警察官が来たら、警察官に必ず「安全のために、車を動かすこと」を伝えて、逃亡の意思がないことを明確にすること。

3)現場の写真撮影と相手と連絡先を交換

現場の写真と車の被害状況を撮影し、かつ相手と連絡先を交換。ナンバープレートも確実に撮影しておくこと。警察の到着を待ちながら相手の連絡先とナンバープレート、相手の保険ナンバーを確認して撮影許可をもらい撮影。自分の免許証と保険についても相手に撮影させる。可能であればWitness(目撃者)の連絡先も控えておくと、後々役に立つことがある。

4)警察対応

警察が到着したら、Police Reportを発行してくれるので、それを受け取る。Police Reportという言わば「事故証明」のようなもの。保険対応に必要となる。

5)保険会社に連絡し、事故を報告し指示に従う。保険対応

保険会社に連絡すると、レッカーや板金の指示などをもらえる。もし英語に不慣れなら、日本語サポートのサービスが有料で申し込めるので、旅行などで運転する必要があるときは加入しておくとよいだろう。保険会社などを検索して準備しておくのがおすすめ。

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