前回は水温/ブーストセンサーを取り付けるところまで作業した。
次に、油温/油圧センサーを取り付ける
油圧・油温センサー取り付けに必要な部品
オイルセンサーアタッチメント(オイルブロック、サンドイッチブロック)
いろいろな呼び方があるが…これを取り付けるためにオイルフィルターとエンジンの間に取り付ける オイルセンサーアタッチメント 、通称”サンドイッチブロック”や”オイルブロック”などと呼ばれる部品が必要。S660はエンジンが小型であるため、使える部品が限られてしまう。以下の オイルセンサーアタッチメント なら問題なく取り付け可能。
ちなみに、ネジサイズはM20×P1.50。Amazonで扱いがなかったので楽天で。
シールテープ
メーターの取扱説明書にも記載があるが、漏れ防止のためにセンサーにはシールテープの巻きつけが必要。水温センサ取り付けで紹介したもの。
油温・油圧センサー取付
油温、油圧センサーどちらも、サンドイッチブロックを使って取り付ける。
シールテープの巻きつけ
まずは、メーターに付属しているそれぞれのセンサにシールテープを巻きつける。
オイルを抜き、オイルフィルター取り外し
以下記事を参照。オイルを抜き、オイルフィルターを取り外す。
オイルセンサーアタッチメント の取り付け
サ オイルセンサーアタッチメント にセンサーを取り付ける。この際、センサーの出っ張りが車両の他の部分に干渉しないことを確認して取り付けが必要となる。また、センサーであるため、できればエキマニやタービンなどの高温となる箇所からは避けて取り付けを行いたい。今回は、以下写真の向きでセンサー類を含む オイルセンサーアタッチメント を取り付けた。
散々悩んだ結果、この向きならば、エキマニから一番遠くなるし、上部にあるプーリーベルトとの干渉もなく取り付けできることがわかった。実はこのレイアウトを考慮するのが一番難しかった。
センターボルトを27mmのソケットで締め付ける。1/2サイズのソケットしかなかったので、KTCのアダプタを使って取り付けた。
なかなか27mmのソケットなんて持っている人は少ないかもしれないが、バイクのステムボルトを緩めるときに買った気がする。これがないと締められない。
車両側もオイルブロック側も、中空のセンターボルトの素材が鋼(S35CかS40Cだな多分)だったので締め付けトルクは、36N・mとした。中空だから25~30N・mくらいで良かったかも。 締め付けすぎると車両側が壊れるので注意(特に懐かしの名機SRエンジンはアルミのセンターボルトなので、折れるみたい。Hondaは鋼使ってくれて助かります)。指定はなかったが、オイルフィルタの締め付けトルク規定が12N・m(回転角法で締めるので普段は気にしないが…)で、その倍以上だったら緩まないだろうというのが根拠。
オイルセンサーアタッチメント を取り付けたら、オイルフィルタを取り付けてオイルを入れる。アイドリングして漏れがないことを確認しておこう。以下写真が、センサの取り付け完了後の図。オイルセンサの取り出し口がエキゾーストパイプから遠い位置に配置されている事がわかる。また、プーリーベルトとのクリアランスも確保されていて、良い感じ。
センサーから出ている配線をコネクタにつなげる。コネクタは防水になっているが、できる限り被水しないようにプーリーベルトのカバーに穴を開け、センサーハーネスをそこに這わせるように配線し、タイラップで固定。コネクタは、ホームセンターで売ってる金具をガソリンタンクを保護しているフレームに共締めした。下図は下から見上げた図
配線がプラプラしているとベルトに巻き込まれて切れたり、地面に擦ったりして危険なので注意。
室内への配線引き込み
配線を通すために、エアクリーナーボックスを取り外しておく。エアクリーナーボックスのホースバンドを緩める。1/4サイズの5.5mmのソケットがあると便利(プラスドライバーだと、きっと舐める)。工具がなくここが緩められなかったら、エアクリボックスを外して蓋をずらせば同じ作業ができる。
1/4インチの工具があると便利。3/8でも作業できるが、1/4の方が取り回しが良いので紹介しておく。あると便利な工具だし、実際とても重宝しているので愛用している。
エアクリーナーを取り外し、ボルトを一本緩めると、エアクリボックスが取り外せる。
室内への配線は、運転席側のサービスホールから引き込み。経路は下記の通り。できるだけタービンから離すのと、既存の配線が通っているのでそこに沿わせるのが良いだろう。
配線が完了したら、各種の干渉・引張などがないかを再度確認しておくこと。可動部付近を通る場合は特に注意が必要。
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