S660 DIYで行うエンジンオイル交換のやり方&おすすめオイル

車のオイル交換は、ディーラーやカーショップなどで行うのが一般的だ。しかし、軽自動車であるS660は交換頻度が高い(Hondaサービスマニュアルでは5,000km or 半年毎のどちらか早い方)。オイル容量少なく、かつ高回転まで回すような使い方をする軽自動車なので仕方がない。そのたびにディーラーや自動車用品店に行くとなると結構手間なので私は自分でメンテナスを行っている。DIYでオイル交換するメリットとして、エンジンのコンディションを自分で把握できること、同じグレードのオイルであれば、プロに任せるより安くできるコストメリットがある。この記事では、DIYでオイル交換する方法と、オススメするエンジンを紹介する。

慣らしが終わったタイミングなので、金属片もチェック。慣らしについては以下記事参照

あわせて読みたい
S660の慣らしについて考察。実際にやってみた そもそも慣らしが必要か?という話から。「最近の車は昔と違って生産時の工作精度が高いから不要」というのが一般的なようだ。んじゃあ、やらなくても良いのか?ってい...
目次

エンジンオイルの排出

まずは、ジャッキアップ。ジャッキアップに関してはこちらの記事を参照

あわせて読みたい
S660のジャッキアップ方法2パターンとウマ(リジッドラック)への着地 オイル交換にも、足回りを整備するためにも、ジャッキアップは基本となる。S660のジャッキアップには、いくつかの方法がある。ジャッキアップポイントにガレージジャッ...

まぁ、ジャッキアップしなくても、ノーマル車高なら、スロープ乗せれば、ギリ行けそうな気はする。

S660のオイル交換方法(ドレン外し方)

下に潜って17[mm]のソケットで↑を緩めると、オイルがドバっと出る。

S660のオイル交換方法(ドレン外し方)

エンジンオイルの注入口を緩めて、オイルが排出されるのを待つ。

オイルフィルターの交換(フィルタも交換する場合)

オイルが排出されている間にフィルターを緩める。使用した工具はPIAAのフィルターレンチ(フリード、アルトワークス共通)。ホンダ車はだいたいコレでOK。

S660のオイル交換方法(フィルタ外し方)

緩んだら、カップレンチを取り外して後は手で緩める。カップが噛み込んではずれない場合、コンコンって軽く叩くと外れる。

PIAA(ピア)
¥1,073 (2024/02/24 07:29:55時点 Amazon調べ-詳細)

オイルフィルタを外すと、フィルタ内に溜まったオイルが溢れてくるのでオイル受けに入るようにセットしておく。

S660のオイル交換方法(フィルタ外し方)
フィルタを緩めていくと、オイルが垂れ始める
S660のオイル交換方法(フィルタ外し方)
オイルフィルタ取り外したら、当たり面の汚れを拭き取っておこう

新品のフィルタ。ホンダがアフターマーケット用に販売しているHAMP製を用いる。接合部(ゴム部分)にエンジンオイルを軽く塗る。

S660のオイル交換方法(フィルタ取付)
S660のオイル交換方法(フィルタ取付)

オイルフィルタを取り付ける。取付は、フィルタのゴムの部分が接合部に当たってちょっとパッキンが潰れてから、3/4回転締め込む。フィルタには90度ずつ1~4までメモリがついている。今回は、着座した時に見やすかったメモリが3だったので、締め込んでいくと、→4→1→2まで閉めれば3/4回転となる。

S660のオイル交換方法(フィルタ取付)
適当な目印を見つけ、メモリを読む。今回は、3
S660のオイル交換方法(フィルタ取付)
3の位置から締め込んでいくと、3→4→1→2で3/4回転

ドレンプラグの取り付け

オイルがほぼ出きったら(これ、やり始めるときりがない。15分くらいで切り上げ)、ドレンプラグのワッシャを新品に交換し、オイルを少々塗布。規定トルクで締め付ける。

S660のオイル交換方法

ドレンボルトの締め付けトルクは40N・mだが、37N・mでもワッシャが潰れた感覚が十分にあったので、37N・mでOKとした。

オイル注入

使用したオイルは、Mobil-1 5W-30 SP。オイル交換のみの場合は2.4L。フィルタも同時に交換する場合には、2.6L必要。

S660のオイル交換方法(オイルフィルタ取付)

SP規格に準拠しているオイルなので、冷却、潤滑、耐熱、耐酸化性能は高い(でないと規格PASSしない)。これが規格準拠の安心。

S660のオイル交換方法

オイル注入口から規定量のオイルを入れる。エンジンをかけ、3分間アイドリングする。その後、3分以上エンジンを止めて放置(オイルパンにオイルが落ちるのを待つ)。

メンテナンス警告灯をリセットする

S660には、オイルメンテナンス警告灯が備わっている(5000km超えると点灯するらしい)。

  1. SEL/RESETスイッチ(メーターの右上にあるスイッチ)を押したまま、STARTボタンを2回押下。このとき、SEL/RESETスイッチは押したまま。すると、メンテナンス警告灯(スパナのマーク)が点滅するので、SEL/RESETスイッチから手を離す。
  2. 再びSEL/RESETスイッチを押し続けると、メンテナンス警告灯が消灯。

オイル量の確認

↓赤マルの部分を引き抜き、一度オイルを拭き取り、もう一度奥まで挿す。その後引き抜いて、オイルの量をチェックする。

S660のオイル交換方法

引き抜いたあと、オイルが染み込んでいるのが、MINとMAXの間であればOK

S660のオイル交換方法

排出したオイルの処理

廃油は、各自治体の規定に従って処理する。

↑写真ではアストロプロダクツ製のものを使ったが、どこの製品でもいいので値段で選べばOK。

フィーリング

アイドリング時、若干静かになったと思う。初期始動時に、柔らかさが効いていてエンジン隅々まで行き渡るのが早いからではないかと感じた。このオイルで、サーキットを全開走行しているが、高負荷時のヘタリも特になく、相性も良さそう。

S660でのサーキット走行の記事はこちら

あわせて読みたい
ノーマルS660で日光サーキット 1回目(2021/06/25フリー走行) 純正状態での実力を把握すべく、日光サーキットに走りに行ってきた。ドライビングポジションを最適化した以外は、ブレーキ・タイヤ含めて全て純正。走行してみた感想と...

油温計、油圧計を付けていないので、温度条件などの詳細は不明ながら、パワーダウンなく、フィーリングも悪くなかったので、しばらくはこのオイル(Mobil-1 5W-30 SP)を使っていこうと思う。

S660のオイル交換方法
サーキット走行後のオイル

サーキット走行後の排出オイルを見て、鉄粉の量をチェック。若干見える。アタリがついたかな?

S660のエンジンオイル交換に必要な部品

オイル:Mobil-1 5W-30 SP

Hondaの公式HPによると、SM級以上のオイルが要求されている。オイルのみ交換時2.4L、フィルタ同時交換時2.6L。選択した銘柄はMobil-1 5W-30 SP。今回Mobil-1 5W-30 SPを選択した理由は2つ。
1)高性能合成オイルのため、品質は安定しているであろう。
2)S660もタイミングチェーンのため、SP規格で新たに追加された「タイミングチェーン保護性能」があること。
4L缶を2つ買っておけば、S660では、3回オイル交換ができる。

オイル:Mobil-1 5W-40 SN

サービスマニュアルに記載の推奨オイルは5W-30となっているので、5w-40はHondaとしては推奨範囲外のオイルとなる。しかし私はサーキット走行などの高負荷環境がメインなので、熱ダレ対策(油圧の低下防止)のために硬いオイルに変更。現在はこちらの5w-40を使っている。Mobil-1は、ポルシェでも銘柄指定されているオイルで、以前所有していたボクスターにも使っていたのでブランドの信頼性は抜群。

ドレンプラグワッシャー:94109-14000 ワツシヤー,ドレンプラグ 14MM

14[mm]のドレンワッシャーは、割と多くの車種で使われているので、まとめて購入。ちなみに、私が所有しているS660/フリードスパイク/アルトワークスはすべてコレでOK。

オイルフィルタ(交換する場合):15400-RTA-003

ホンダがアフターマーケット用に販売しているHAMP製を使用。フリードと共通なので、これも常に3個ストックしている。

オイル処理箱:なんでも良い。値段と容量で選ぶ

値段が安く、自分の車両のオイル量に合わせたものを選べばOK。廃油は各自治体の規定に従って処理する。

オイルの選び方

オイル銘柄選定の記事はこちら

エンジンオイルの選び方

ミッションオイル交換について

S660のミッションオイル交換についての記事はこちら。エンジンオイルに比べると交換頻度は低いが、エンジンオイル交換作業の際に同時に交換すれば、作業効率が良い。

ミッションオイル交換についての記事を見る

あわせて読みたい
S660 ミッションオイル交換方法 DIYでミッションオイル交換を行う。S660 MT車の指定交換時期は8万キロ(CVTは6万キロ)。通常、車検や12ヶ月点検で、指定距離近辺になるとディーラーからミッションオイ...

トルクレンチの選び方

トルクレンチの選び方の記事はこちら

あわせて読みたい
クルマのDIY作業に適したトルクレンチの選び方 指定したトルクで締め込むことができるトルクレンチ。タイヤ交換・オイル交換など、締付けトルクが決まっているので、ボルトやネジ穴の破損を避けるために持っておきた...

オイルクーラーの選び方と装着

S660オイルクーラー装着の記事はこちら

あわせて読みたい
S660 オイルクーラー検討と44G製クラーケンDIY取付、効果確認 MRというレイアウトに加え、エンジンオイル量が少ないため、S660は油温が厳しい。夏場だと、高速道路の巡航で110℃。サーキットを全開で走るとすぐ120℃(*1)以上まで上...

サーキット走行

Mobil1 5w-30で走行(慣らし終わってすぐの走行)↓

あわせて読みたい
ノーマルS660で日光サーキット 1回目(2021/06/25フリー走行) 純正状態での実力を把握すべく、日光サーキットに走りに行ってきた。ドライビングポジションを最適化した以外は、ブレーキ・タイヤ含めて全て純正。走行してみた感想と...

Mobil1 5w-40での走行(オイルクーラー装着後の走行)↓

あわせて読みたい
ノーマルS660で日光サーキット 2回目(2022/03/09フリー走行) 前回のサーキット走行からもう半年以上経過してしまった。前回の走行時に、コンディション把握、パワー不足、足回り変更が課題であった。まずは車両の状態を把握するた...
この記事をSNSでシェアする
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次