アルトワークス(HA36S)のエアクリ・点火プラグ交換

アルトワークスの走行距離がついに10万kmを超えた。ほぼ毎日、通勤で使われている車であるため、頻度高くメンテナンスが必要になる。サービスマニュアルによると、エアクリーナーの指定交換時期は、4万km(シビアコンディション時、2万km)、点火プラグは6万kmでの交換部品となっている。

目次

エアクリ交換

エアクリは純正交換タイプを採用。キノコ型などに変えると、熱を吸わないような工夫や、低回転領域のトルク不足などに気を使わなければならない。我が家では通勤で使用するので、純正形状が最も使い勝手が良いであろう。

エアクリの選定

特にこだわりはない。純正形状のエアクリをいくつかピックアップし、安いやつを採用。

アルトワークス(HA36S)のエアクリ交換

古いエアクリーナーの取り外し

工具は不要。下写真の赤◯部を外し、

アルトワークス(HA36S)のエアクリ交換(取り外し)

手前に引いてやればエアクリーナーが見えてくるので、新しいものに交換すれば完了。

アルトワークス(HA36S)のエアクリ交換(取り外し2)

新旧エアクリの比較

↓写真左側が純正。折りの回数は純正の方が多く見える。交換して4万km弱走行している。汚れっぷりからして替え時だった。

アルトワークス(HA36S)のエアクリ交換新旧比較

エンジンにフレッシュなエアを供給するために必要な定期交換部品。エアクリを交換して、元に戻すだけ。エアクリボックスがかなり汚れていたので綺麗にして完了。次に述べるプラグ交換と同時に一気にやってしまった。

アルトワークス(HA36S)のエアクリ取り付け

プラグ交換

前回プラグ交換をしたのは6万kmの時(サービスマニュアル記載のプラグ交換時期)。最近のイリジウムプラグは長寿命化が進んでいるが、軽自動車は回転数を高めに使いがちである。交換時期は スパークプラグ の種類によって違うが、早めに交換を行いたい。点火プラグ交換は難しい作業ではなく、今ついているプラグを外して新品のプラグを組み付けるだけ。点火プラグの火花がちゃんと飛んでいる状況を維持することで、燃費やパワーの向上が期待される。

スパークプラグ

私はレースに使うスパークプラグ も、通勤車のスパークプラグも、20年以上ずーっとNGKを使っている。すでにアルトワークスのプラグ交換は2回目。前回交換したプラグと同じものを採用した。

アルトワークス(HA36S)のプラグ(NGK Premium RX)

NGKのサイトによると、

新素材を中心電極に採用した、次世代プレミアムスパークプラグ

着火性、燃焼効率性、耐汚損性、耐消耗性、スパークプラグに求められるあらゆる性能を高次元で凌駕した高性能スパークプラグです。

https://www.ngk-sparkplugs.jp/ngk/sparkplugs/products/rx/

とのことで、NGKのラインナップのなかでは高級志向を謳っている商品だが、実際に4万キロ使って不具合は無い。まぁ、嫁さんが毎日ぶん回すのと、軽自動車のため、4万キロくらいで交換していくのが良いんではなかろうか。

点火プラグの取り外し

点火プラグを取り外すには、まず↓赤◯のクリップを取り外す。

アルトワークス(HA36S)のプラグ取り外し(1)

これで、エアクリにつながるインテーク側のホースが外れるので手前に引っこ抜く。すると、イグニッションコイルが見えるので、イグニッションコイルを止めているボルトを緩める。後段の作業も考えて、↓青◯も緩めておくと楽。

アルトワークス(HA36S)のプラグ取り外し(2)

続いて、イグニッションコイルにつながっている配線カプラを取り外す。防水カプラとなっているのでキツめに嵌っているが、カプラの爪を丁寧に押さえてゆっくり引き抜く。この時、ネジを外したエアクリーナーボックスを動かしながら手を入れると外しやすい。

アルトワークス(HA36S)のプラグ取り外し(3)

あとは、イグニッションコイルを引き抜く。エアクリーナーボックスに干渉するのでうまく避けながら引き抜く必要がある。

アルトワークス(HA36S)のプラグ取り外し(4)

続いて、点火プラグを取り外す。

取り外しにはプラグレンチを利用して取り外す。点火プラグは、取り外しや締め込の際にミスするとダメージが大きい部品。ここは精度が高い物を使いたいので、KTCのものを利用している。

先端にプラグレンチを取り付けたハンドルツールを用いて、プラグを取り出す。

アルトワークス(HA36S)のプラグ取り外し(4)

ネジを緩める要領で取り外す。プラグレンチは内部に磁石を持っていて、プラグが落ちないような構造になっている。

アルトワークス(HA36S)のプラグ取り外し(5)

取り外し完了。新旧比較すると、旧品もまだまだ使えそうである。焼け方も良い感じの色じゃなかろうか。かぶりもない。

アルトワークス(HA36S)のプラグ取り外し(新旧比較)

点火プラグ取り付け

新品ラグをプラグレンチに取り付け、ネジ山にしっかり合うように締め込んでいく。うっかりナメると大変なので、ここは慎重に。

アルトワークス(HA36S)のプラグ取り付け

サービスマニュアルによると17.5N・mで締め付けるよう指示されている。これは好みの問題になるかと思うが、私の場合、NGKのパッケージに書かれた「回転角」による締付けを採用している。ネジ山にはどうしても汚れがついてしまう。そのせいで正しいトルクが測れないため、回転角での計測の方が正しいトルクが出るらしい。

着座してから1/2回転締め付ける、とあるので、手で締め込んだ後、着座後にハンドルツールを取り付けて1/2回転締め付ける。

アルトワークス(HA36S)のプラグ取り付け(本締め)

3本の点火プラグ取り付けが完了したら、元あったとおりに部品を組み付け、エンジン始動。回転数の学習などは勝手に車がやってくれる。アイドリングが安定したら、異音や警告灯点灯がないことを確認。アクセルを軽く煽ってスムーズに回転が上昇すれば、作業完了。

インプレッション

若干エンジンの回転がスムーズになったかな~、程度。今までも調子良かったので、特に「劇的に変化した」的なことはないが、定期交換部品なので交換時期が来たらメンテナンスしてやるとよいだろう。新品プラグとエアクリーナーでのドライブは気持ちいい。

使用したツール

プラグ交換に必要なセットは以下。10mmのソケットと、プラグレンチ、T字ハンドルがあれば交換できる。

アルトワークス(HA36S)のプラグ交換ツール

下の記事で紹介しているハンドルツール類を組み合わせると工具の自由度が上がるのでオススメ。

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プラグとエアクリーナー

今回交換したエアクリーナーはこちら

プラグはNGKのPremiumRXを採用。高回転域を利用する軽自動車は、プラグのメンテをマメに行うと良いコンディションを保つことができる。

オススメのプラグレンチはこちら

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