職場の先輩が、以前紹介した987ボクスターのシリンダーチェックの記事をみて、スコープカメラを貸して欲しいとのこと。
ポルシェ987ボクスターのシリンダ内部チェックの記事はこちら
理由を聞くと、先輩が保有しているゴルフ7が点火系トラブル(プラグ折れ!!)とのこと。
プラグのトルクは適切に
ディーラーメンテ車両だが、トラブル発生したので自分でプラグを外しプラグをチェックしたら相当なトルクで締まっていたらしい。
↑は破損したプラグ(2番)。うげーーーー折れてる。話を聞くと、ディーラーではトルク管理による締付けを行っているそうだが、、、、、プラグ交換の際には、回転角によるトルク管理か、トルクレンチによるトルク管理を必ず行わないとクルマが最悪壊れますのでご注意を。今回シリンダーヘッドより「外側(上側)」でプラグが折れて”くれた”から良かったものの、これがもしシリンダー内部だったらエンジン終わる…ということで、適切なプラグを、適切なトルクで締めましょう。
プラグの選び方についての記事はこちら
トルクレンチの選び方についてはこちら
ちなみに、今回のプラグ破断でシリンダー内に傷がないかはもちろん、Fuel1を投入して走行したため、その洗浄効果のチェックをするという目的があり、スコープカメラを貸し出した。
ワコーズ フューエルワンの洗浄効果
ボクスターでも使用したカメラを使ってシリンダーチェック。
このスコープカメラで取った画像はこちら。
左上:エンジン向かって左の1番シリンダー。右上:2番、左下:3番、右下:4番の順。
↑の画像で、銀色に見えているところはFuel1によって堆積したカーボンが除去された跡のようだ。Fuel1の説明書に、「清浄剤を使用される車両には2回連続使用」を勧めている。上の画像は2本目を投入して、2タンク分走行後(2,700km程度)の画像。これがフューエル1の洗浄結果。
タービュランスGA01の洗浄効果
さらに、3タンク目にタービュランスGA-01を投入し、エンジン洗浄のドライブ(700km)に出かけ、その後に撮影したピストンヘッド&インジェクター周辺の画像はこちら
左上:エンジン向かって左の1番シリンダー。右上:4番
左下:2番のインジェクタ周辺、右下:3番のインジェクタ周辺
特にピストンヘッドの黒ずみがきれいになっているのがわかると思う。今回の車両は、走行72,000km。割と”回して乗る”乗り方をする人なので、それ程カーボンついてないのかな~と思ったが汚れは付いてしまう。また、洗浄剤の洗浄効果も確認できた。自分の車にも入れてみようと思う。特に、エンジンを回さない乗り方や、ちょい乗りが多い場合には効果的かと思う。
ガソリン添加剤の効果
今回は、先輩の車でガソリン添加剤の効果を確認した。一緒にバイクレースに出ていたこともあるし、車に対する知識も豊富。そんな先輩が言うには「フィール激変で、中古で買った時よりパワー感アリ」とのことだった。また、走行しながらピストンヘッド周辺を洗浄できるので、その結果として「走るたびによくなる感じ」という、効果を走りながら実感できるのも嬉しい。
走行距離が増え、カーボンが溜まってきた車両に対して効果はあると思われる。
今回のテスト車は、ゴルフ7
先輩のゴルフ7。コンパクトハッチバックの「お手本」。10年前の車とは思えない。欧州車の高速安定性と先進装備により、長距離の移動も楽。いい車だと思います。ダウンサイジングターボにより自動車税も安い
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