皆様はどれくらいの頻度でタイヤの空気圧をチェックしているだろうか?タイヤの空気圧は安全に直結する内容であるため、月に1回程度は必ずチェックをしておきたい。
特に、長距離運転の前、あるいは気温が下がってくる11月から12月の時期は、外気温の低下に伴って空気が収縮するため、TPMS(Tire Pressure Monitoring System:タイヤ空気圧監視システム)に警告されることがよくあるようだ。
空気圧の基準値は車とタイヤサイズなどにより異なるが、適正値を知るには運転席のドアを開けてBピラーをみるとステッカーが貼ってあるのが一般的。

私の住むカリフォルニア北部でもここのところ冷え込んできたので、タイヤ空気圧をチェックしてみた。最近は便利で、タイヤ空気圧監視システムの空気圧監視機能がついているRidgelineのもので、メーターディスプレイで現在の空気圧を知ることができる(モデルによっては、空気圧が低くなったら警報を出すだけのものもある)。

しばらくチェックをサボってしまったので、基準値の35PSIに対して、30PSIまで低下していた。これだと、燃費も悪くなるので、早めに適正値にしたいところだ。
電動ポータブルエアコンプレッサーの購入
ガソリンスタンドなどで、空気圧を入れることができるものの、タイヤは「冷間時」、すなわち車両が走行前に十分冷え切った状態でタイヤの空気圧が基準値であるため、自宅でエア圧をチェックし、必要に応じて空気を入れるようにしている。
アメリカに引っ越してきた際には、日本のガレージにコンプレッサーを置いてきたので、純正パンク修理キットに付属のコンプレッサーを使っていたものの、音がうるさいのと、使い勝手もあまりよろしく無い。わりと使用頻度が高いため、流石に面倒になって、今回購入するに至った。ということで、今回はアメリカのAmazonで格安で販売していた電動エアコンプレッサーを買ってみることにした。下がその商品で夜9時にオーダーすると、プライム便だと翌日朝には配達されるようだ。

まあまあ良さそうだったと、セール品だったのでオーダー。翌日の朝、早速到着したので使ってみることにした。到着した電動エアコンプレッサーに入っていたのは以下の通り。

家庭用コンセント110Vに接続する電源ケーブルと、車のシガーソケットから電源を取るためのケーブル、およびボールや自転車のタイヤなどに対応するためのアダプターがセットになっていた。家庭用コンセントと、シガーソケットどちらの電源でも使えるため便利だ。なお、電動エアコンプレッサー本体裏側から、車の空気バルブにつながるホースが伸びている。

ちなみに調べてみると、日本でも同じ商品が手に入りそう(車両の12V(と言っても実際は14V程度)はちゃんと動くと思われるが、家庭用のコンセントから取る電源ケーブルについては、アメリカは110Vで、日本は100Vなの使えるかどうかは未確認。
今回はコンセントが使えることが魅力だったの割引セールだったので↑を選んだが、車両のシガーソケットからしか使わないのであれば、こういったものも安く売っている↓。
最近時の車両には、パンク修理キットとコンプレッサーが搭載されていることが多く、緊急時であればそれを使ってエアを補給することができる。純正パンク修理キットに付属のコンプレッサーついてはこちらで紹介している。

空気を入れてみた
空気の入れ方はとても簡単。タイヤのバルブキャップを緩め、そこに電動エアコンプレッサーから出ているホースを接続すると、現在のエア圧が表示される。

希望エア圧(ここでは35PSI)をセットして、スタートボタンを押すと自動で空気が入る。この時、電動コンプレッサーの作動音はかなりうるさいモデルが多い中、これは割と静かな方だった。

指定空気圧に到達すると自動で停止する。実際にエアバルブでどれくらい入ったのかを見てみたところ、少しオーバー気味に入ってしまうことがわかったので、微調整。

若干空気圧を抜き、同じ操作をすべてのタイヤで行い、車両の空気圧モニターを見てみると全て36PSIに。

これで安心して走れる。
電動エアコンプレッサーのメリットとデメリット
電動エアコンプレッサーのメリットとして挙げられるのは、とにかく「お手軽」で「メンテ不要」な点だろう。家庭用コンセントおよびシガーソケットプラグから電源をとり、素早く空気を入れることができる。ガレージに置くコンプレッサーと違い、軽量で場所も取らない、また、定期的なメンテナンスも不要であることから、常に車載しておき、必要な時に使うことができるし、緊急用としても役に立つ。
デメリットとしては、タンクが無いため空気を入れるのに時間がかかるということだろう。すべてのタイヤに空気を入れ終えるまで、準備や片付けなどを含めると15分程度かかってしまった。月に1回程度エア圧をチェックする程度であれば、まあそれほど気になる程ではないと思われるが。
一方、自宅にエアコンプレッサーがあれば、もっと効率的に空気を入れられるだろう。ガレージ用エアコンプレッサーを探している方はこちらを参照。日本で愛用しているエアコンプレッサーを紹介している。

その他、長距離ドライブの前にチェックしておきたい項目はこちら

まとめ
タイヤの空気圧低下は、バーストを引き起こす可能性があるため必ず定期的にチェックし、必要に応じて空気を補充するようにしたい。特に、冬になると、気温低下に伴い空気圧が低下してしまう。スタッドレスに装換する場合も、寒い地域に出かける際には、空気圧をチェックする習慣をつけよう。


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