987ボクスター エアバッグ取外しとステアリング交換方法

購入直後に乗ってみて、純正のステアリングのフィーリングをもう少し好みに改善したいと思っていた。長距離走行&高速などを考えると、センターの据わりは好ましいけど、逆に、低速域で少しダルかなと感じる。個人的にはもうちょっとクイックの方が好みなので、交換してみた。エアバッグの取り外しに癖があるのでそちらも紹介。

目次

交換に必要なパーツ類

交換するステアリングは、前の車でも使っていたナルディクラシック 340Φシリーズのパンチングレザー(型番344)を移植。(型番344は廃盤とのこと。同じ径でもブラックレザーなら2021/07/05現在手に入る)を移植。

これが超お気に入りなのである。スポークの太さが絶妙で、サーキットでレーシンググローブを装着した時ちょうどしっくり来る太さ。ステアリング径もこだわりの340mmで、メーターが見えるギリギリの小径。さらに、パンチングレザーなので滑らない。シンプルな見た目もGood。

*ちなみにその前は、MOMOのPROTOTIPOを使っていた。アルトワークスに移植したが、とても扱いやすかった。

交換に必要な部品は、ド定番。ワークスベル0997(ポルシェ用)。

ちょっと高いけど・・・・・取り付けの確実性、万が一事故ったときの安全性を鑑みて選択。取り扱い説明書やら、エアバッグキャンセラーなど必要なものが揃っているため、そのまま取り付け可能なのが嬉しい。

純正ステアリングの取り外し

何はともあれ、純正のステアリングを外さねば。

SRS付きの車両につき、バッテリー外し、しばらく放置して作業開始。下記はすでに取り外し済みの純正ステアリング。本来は車両に取り付けた状態で外すことになる。適当な棒で、ステアリング下部にある穴から適当な工具を差し込む。今回は6角レンチを使用。

本来は車両に取り付いた状態で行う。これは取り外した後、作業手法を記載のために撮影

そうすると、エアバッグが「ガポッ」って外れるので、赤いコネクタを抜けばSRSユニットが分離される。

本来は車両に取り付いた状態で行う。これは取り外した後、作業手法を記載のために撮影

どういう仕組で外れるかというと、ステアリング側には、↓のように金属のステーが付いていて、

赤矢印のところで、SRSユニットを保持している

ステアリング下部の穴に適当な棒を突っ込んでやると、この金属のステー(赤○部分)は↓のように動く。

右側が、6角レンチを突っ込んだ時

その結果、SRSユニットを支持しているツメ4箇所(↓)が外れて、抜けてくるという仕組みである。

後は、センターロックボルトを緩めればOK。緩めた後、ボルトを完全に外さない状態でステアリングを引き抜くと良い。ボルトを外してしまうと、ステアリングを外した勢いで顔にぶつかる。事前にステアリングセンターがわからなくなるのでマーキングしておくこと。

センターロックボルトは、ミッションオイル交換の際に購入した↓のソケットで取り外した。

ミッションオイル交換の記事は下記。

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ステアリングボスの取り付け

ステアリングボスに同梱のSRSキャンセラーなどを、取説に従ってつければ問題ない。今回は、ステアリングが少し手前に来るようにスペーサーも併せて使用するので、延長ハーネスを作成。ステアリングボス付随のカプラが抜けそうだったので、ハーネステープで補強しておいた。

説明書に従って素直に取り付け。ホーンハーネスは延長。

ステアリングの取り付け

ステアリングを取り付け、SRS警告灯が点灯しないこと、ホーンが作動すること、ステアリングのセンターが狂っていないことを確認。バッテリーを一度外しているためPSMの警告灯が点灯するが、ちょっと走ると消える。

うん。しっくり来る。

インプレッション

つくづく、純正のステアリングは、重さなどがうまくチューニングされているなぁ~と思う。純正の方が、「上質」で「重厚」。
今回はそれを捨て、軽量・小径ステアリングを換えたことでクイックになるとともに、ステアリングを通して路面のインフォメーションを多く拾うようになった。フロントタイヤが伝えてくる路面の抵抗もしっかりち感じる事ができるし、タイヤをどの程度切ったら限界かがわかりやすい。総合的に個人的に好みなステアリングフィールになった!

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