Lemon24 Rust belt GP 14時間耐久レース出場記(準備編)

アメリカにで、同僚とともに耐久レースに出ることになった。レースは24 Hours of LEMONSというシリーズ戦にスポット参戦することになった。このレースに参戦した経緯と、結果を記事にしてみた。今回は準備編。レース編はこちら

目次

レースのお誘い

アメリカに赴任して4ヶ月あまり経った頃、同僚に「日本でレースやってたんだって?だったらウチのチームに入らないか?」と突然誘われた。聞くところによると、彼らはサーキットを仲間内で走行するのが好きで、初めて耐久レースに参戦するとのこと。サーキット経験は2回程しかないものの、現在レースに向けて車両を仕立てている。そこで、日本から来た私に、メンバーとして参戦するつもりはあるか?と聞かれた。

私の英語力はというと、「よくTOEIC540点程度でアメリカに赴任させたなww」程度(今は現地に慣れて少し伸びてるかも)だったので、特に右も左もわからずに、拙い英語でコミュニケーションを取っていた。しかし、赴任した際の自己紹介で、日本で北ショートコース選手権(バイク)、マツ耐(筑波2000、SUGO)と日光耐久レースに参加して、クルマのレースと整備が趣味である事を言ったのを覚えていたらしく、声をかけてくれた。断る理由などなく、そのまま彼らのガレージに案内され、二つ返事で参戦することになった。

Lemon24 The Rust Belt GPへの参戦

Lemon24の概要

Lemon24は、有名な耐久レース「ル・マン24」と、Lemon(欠陥車:いい匂いがするが、食べると酸っぱいことらか)に掛けた名前だそう。全米を舞台に行われるシリーズで戦である。Lemono24シリーズのうち、地元ミシガン州の、Gingerman Racewayというサーキットで行われるRust Belt GP(錆びついた工業地帯グランプリ:確か中学校の地理で習うやつだったと思うが、昔自動車をはじめとする工業で栄えたが衰退したアメリカの工業地帯)にターゲットを絞って参戦する計画で、今回は土日の2日間で合計14時間走行する。

レギュレーション

Lemon24のレギュレーションはシンプル。詳細はこちら。ざっくり言うと、車両にかけられる予算は車両価格込$500というレギュレーション(ただし、安全に関わるタイヤ、ブレーキ、ロールケージ、ブレーキパッド、ステアリング、シートベルトは除く)で行われる。

レース車両

レース車両はメンバーの手によって、すでにロールケージが組み込まれていて、あとはDIYベースでどこまで車両を仕立てられるかという状態だった。車両購入価格は$800で購入したBMWのE46の中古車。そのうち内装部品を売っぱらって$500を稼いだため、車両価格$500に対してチューニングにかけられる予算は$300。コレでどこまで行けるかという、とてもセコい、いや、リーズナブルな車両仕立てが始まった。ガレージには4柱リフトやコンプレッサーなどが完備されていて、すごく贅沢な環境。

レギュレーションに対応するために、オイル漏れを治し、消火器、キルスイッチを追加し、ステアリング・サスセッティング・シートベルト・タイヤ・ブレーキなどをメンテナンスする必要があった。

エンジン

オイルパンのシール部分からオイル漏れしていたのでオイルパンを取り外してガスケットシールをオーバーホール。クランクのメタルは終わってたものの、交換すれば走れそうだったので一安心。

そのあたりはメンバーが手を加えるらしいので私はひたすら洗浄をすることになった。

エンジン上部からもオイル漏れしていたため、周辺部品を外しつつ、消火器のノズルを取り付けてエンジンルームを仕立てた。

内装

ダッシュボードを取り付け、消火器の配線とキルスイッチ、ステアリングを新しいものに取り替えて内装は完了。ここまでで、1ヶ月ほど。私はステアリングやサス担当だったので、メンバーのサポートを行った。

シェイクダウン

フリー走行の機会があったので、テスト走行してみた。アメリカのサーキットは初めてだったが、公道で有効な免許証があれば走行可能(免許取得記はこちら)。

ということで、GingermanRacewayにて実走。E46のテスト走行に加えて、今回はメンバーのM3も運転させてもらい、サーキットに慣れることを中心に練習走行を行った。

日本との違いに戸惑う

耐久レースの経験があると言ってもそれは日本のショートサーキットの話。今回走行したサーキットは日本に比べて直線部分が長く、その結果ブレーキポイントがシビアな傾向。最高速は180km/h弱。耐久レースを想定して、コンスタントに周回を重ねられるラインを探したり、ブレーキポイントを変えて立ち上がり重視の走行をしてタイムを揃える練習をしたりと、いろいろ試してみた。

ちなみに、ロードスターの愛好家はどの国にもいるんだなぁと思った次第。こんな感じでドライバーと車両のセットアップを確認。

ガレージに戻ってアライメント調整。フロントのキャンバーとトーを計測してみたら、全体的にフロントトーイン、キャンバーは1度ほどだったので、特に問題ないと判断してこのままレースに出ることになった。

自作のキャンバー計測器。キャンバーとトーは図らずもレーシング設定(ネガティブキャンバーと、若干のフロントトーイン)だったので、アライメントは成り行きでOKとした。

We’re ready for RACE!

ということで、とりあえずはレースに参戦する準備は整ったので、エントリーをすることになった。本番まで1ヶ月程しかかけられなかったので時間がタイトだったものの、参戦準備は完了!

レース編はこちら

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