【ガレージライフ】我が家のガレージの紹介、選び方と費用について

この記事では、クルマ志考管理人のガレージと、それを建てるまでの検討経緯を紹介。これからガレージを建てたいと考えている方のご参考になれば嬉しい。

目次

我が家のガレージの紹介

憧れのガレージライフ。私の場合は、家を購入する際には絶対にガレージを建てようと決めていた。その目的は、車両の保管に加えて、「全時間、全天候型の整備空間の獲得」である。選んだのはヨドコウのVGB-4959H。後継の最新モデルはヨドコウ ラヴィージュ3 VGC-4959H

外観

ガルバリウム鋼板を用いたサビに強い筐体。色はグレーを選択。形状は非常にシンプルで価格もお手頃。その分、自動シャッターや結露防止屋根のオプションを追加。

我が家のガレージの紹介(外観)
シンプルな外観

クルマ1台と整備スペース、さらにバイクが格納できる広さ。バイクは手放したので子供と自分の自転車置き場として利用。自転車のメンテナンスも余裕。

我が家のガレージの紹介(外観)
我が家のガレージの紹介(外観)

ガレージ内

車両の保管だけでなく、夜や雨天でも作業できる作業場としてガレージが欲しかったので、ジャッキアップができるスペース、ツール類や作業用のデスクを置くスペースを確保した。以前は二人がけのソファがあったが、ツールキャビネットと自転車スペースとして使いたかったので廃却した。

987ボクスタージャッキアップ完了
ボクスターの整備
我が家のガレージの紹介(ポルシェボクスター987)
整備するため、広さには余裕をもたせた
我が家のガレージの紹介(S660)
S660だと余裕
我が家のガレージの紹介(NB8C)
NBロードスター
我が家のガレージの紹介(フリードスパイク)
フリード整備
我が家のガレージの紹介(工具箱)
ツール類と作業台

以前はアパートの駐車場で青空整備をしていた。雨が降ると整備ができないし、日が暮れるまでに作業を終了しなければならないというプレッシャーがあった。NSR50にレース用のエンジン積んだり、スイスポ(ZC31)のマフラー変えたりといった作業を、天気を見ながら行うのは大変だった。これはこれで楽しいんだけどね。

NSR50青空フロントフォーク外し
青空フロントフォーク外し
NSR50青空エンジン降ろし
青空エンジン降ろし
ZC31スイスポマフラー交換
青空マフラー交換

ガレージを建ててからは、晴れたら走りに行って、雨が降ったら整備、なんてことができるようになった。また、子供ができてからは、休日の昼間は子供と遊び、夜~深夜にかけて整備するということもできるようになった。ガレージライフを最大限満喫中である。

ガレージの検討(選び方)

ガレージと言っても様々な種類があるので、自分の目的にあったガレージを選ぶ事が重要。高い買い物なので、よく考えて決めることをおすすめしたい。

 ツインリンクもてぎ MotoGPの時のDUCATIピット
ツインリンクもてぎ MotoGPの時のDUCATIピット 。こんな外観にこだわってみるのもいいかもね

ガレージの種類

よく車系の雑誌などでも紹介されているガレージだが、私が迷った形式は以下の2つ。メリット・デメリットを偏見で比較した。

種類メリットデメリット
ビルトインガレージ・雨に濡れずに家に入ることができる
・家から車が眺められる
・開口部が大きくなり、家の補強が必要
・↑により、断熱材も追加必要
爆音の車だと家族に怒られる
別体ガレージ家から離れた独自空間ゲット
多少うるさくても許される
・整備するスペース取りやすい
・家らか車は見えない
・家に入るために雨だと濡れる
ガレージ分の土地が必要

ビルトインガレージで車と暮らす家、なんてのも憧れる。しかし私の場合、当時自分の車が爆音だったのと、夜中に整備するので、家族からうるさいというクレームが来そうなこと、自分が住んでいる地域は土地が安い、という理由で別体のガレージを選択した。

ガレージの目的

目的が 「全時間、全天候型の整備空間の獲得」 なので要件は、

1.ジャッキアップするので、ガレージの屋根の高さが十分である事
2.土間コンクリートはアライメントを取るために水勾配無しの0度である事
3.ツールボックスが置ける空間と、左右のドアを全開にしても壁に当たらない事
4.電気は100Vのコンセント3箇所以上ある事
5.電動工具や溶接機、将来的なEVの時代に対応できるように200Vコンセントがある事
6.排気換気のため、後方に出入り口がある事
7.ジャッキが入るための十分な前後スペースが取れる事

以下は、贅沢装備だけど、是非とも導入したかった設備。
・結露防止屋根オプション(寒い日に屋根の結露で車が濡れるのはヤダ)
・リモコン自動シャッターであること(バケットシートから降りてシャッターの開閉が面倒)

という感じで優先度を決めた。あとは価格が安くて長持ちするやつで!という感じ。

もし、ガレージを建てる目的が車両の保存であれば横幅は狭くても良いからオーバースライドシャッターが良いとか、外壁にこだわりたい、となるだろう。また、家から車を眺めたいのであればビルトインガレージも良い選択だと思う。決して安い買い物ではないので、自分の目的やライフスタイル、建てる場所などをよく考えて選ぶことを強くおすすめする。

ガレージの詳細検討

早速図面を入手し、当時乗っていた車(NBロードスター)と、ツールボックスやバイクやらソファやらを配置してみた。整備するときは車を真ん中に寄せればドアが全開で開く事も確認。

ガレージのレイアウト(検討時)
図の前柱(中)、後柱(中)の②のラインは私のガレージの場合、ドライバの乗り降りを考慮して反対側(①寄り)にしている。

前方の道路の展開幅と車両の最小回転半径+αで車庫入れできるを計算し、これなら行けるっ!ってなったので、3業者に見積もりを依頼。相見積もりの目的はぼったくられないこと。法外な値段でなければ、多少高くても普段付き合いのある業者さんや、家を建てた業者さんに依頼するのがメンテナンスも楽だと思う。私の場合は最終的には、土地を購入した不動産屋さんに出入りの業者さんに依頼した(最安ではなかったけど)。

以下は見積もり依頼を出したときに作った要求書(こういう仕様でお願いします、概算コストネットで調べるとこんな感じでしたが、あってます?正式見積もりお願いします。あと、こっちの考慮不足あったら教えて下さい、と依頼したもの)。

ガレージの見積り依頼(検討時)
結局、この要求にあるVGB4962は長さが足りず、VGB4959を採用。

上記とは別に、土地の配置図とか、電気配線図なども要望を図面に記載して見積もりを依頼した。

以下の価格は、業者さんから返ってきたの見積もりのうち、ガレージ+車2台分の駐車スペースのコンクリート打設分だけを抜粋したもの。実際にこの価格でガレージが建てられた。建築したのは2015年で、本体+オプション、工事費込の総額でおおよそ140万くらい。材料価格の変動やお住まいの地域や業者によって当然差があるとは思うので参考程度に。

スチールガレージ本体1¥464,750
 取付工事(ブロック基礎1¥180,000
 オプション組立1¥27,000
 リモコンシャッター1¥143,000
 シャッターカバ-1¥6,180
 壁面引戸1¥18,590
 結露軽減機付屋根B 1¥55,900
 室内照明2¥26,000
 室内配線及びコンセント(2箇所)1¥35,000
屋外電気配線1¥15,000
土間コンクリートコンクリートt=12062¥359,600
伸縮目地ドラーフタイト16¥40,000
  合計 ¥1,371,020
コンセントを3箇所にするなどの小変更はしたが、価格は大きく変わらなかった

以下リンクは記事冒頭にも記載したガレージ本体の単体価格のご参考(Blogの仕様上、楽天以外のリンクも表示されているが、取り扱いは楽天のみ)。
ヨドコウ ラヴィージュ3 VGC-4959H

まとめ

雨でも雪でも夜でも整備ができる「全時間、全天候型の整備空間の獲得」 が私にとって非常にありがたい。何度ガレージで朝を迎えたことか(笑)。また、雨風を凌げること(幌が傷まないように、オープンカーには特に重要!)、紫外線が当たらないので車が傷みにくい事など、ガレージを持つメリットはたくさんある。

ちょっとお高い大人の秘密基地だが、せっかく建てたガレージなのでこれからも車を楽しくメンテしていければと思う。

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