マルチに使えて楽しい!アルトワークス(HA36S)のレビュ

「素」の車に近い楽しさを味わえ、かつ日常生活の足としても大活躍のアルトワークス。これからの時代、ハイブリッド車や電気自動車が台頭し、安全装備も充実して車重は増加していくことだろう。アルトワークスのような軽量で楽しいクルマは姿を消していくと思われる。この記事では、妻のクルマであるアルトワークスについて5年程所有した感想や、普段の使い勝手、サーキット・峠での走行フィーリングをまとめてみた。

目次

購入のきっかけ

以前、妻はZC31のスイフトスポーツに乗っていたのだが、子供が生まれたのを機にミニバンに乗り換えた。しばらくして妻が再び働くことになったため、通勤を楽しくすることとモチベーション維持のために増車購入することになった。彼女にとってミニバンはつまらなかったらしい。

アルトワークスとはどんなクルマ?

2015年12月~2021年12月までの間にスズキより販売された軽自動車。ベースとなるNAのアルトにターボを追加し、クロスレシオのシフトで操る喜びを実現している。

そして、特筆すべきは670kg(FF/5MT)という軽さ。曲がる・止まる・走る全てに影響を及ぼす車重。これが、軽量級のS660βの830kg(6MT)に比べて更に160kgも軽いとなれば、モータースポーツを経験した人にとってはその楽しさが簡単に想像できるだろう。

合板の強度を保ったまま、その構造を工夫することで実現したと言うが、この車重でターボエンジン+5MTを選んで楽しくないはずがない。楽しさは馬力じゃないというお手本のようなクルマ。

マルチに使える便利なクルマ

保育園や学校、習い事への送り迎え、1週間に一度の買い物や、家族で1日200km程度の移動なら余裕でこなしてくれる。狭い路地でもスイスイ入っていけるし、小回りも効く。何より運転が楽しい。わが家では完全に「最強に遊べる楽しい足クルマ」という位置付け。

運転席・助手席にはリクライニングできるレカロシートを搭載。週末には峠をドライブしたり、サーキット走行までこなしてくれる。

そんな楽しいアルトワークスを、もともとの楽しさを失わないように自分好みに変更している。サスペンションは純正のままなので、車高は少し高めだが、サーキットよりは峠道での走破性を求めて純正が良いと判断した。また、学校への送り迎えがあるためマフラーも純正品。

純正からの変更したパーツ類

クルマに変更を加える際には、絶えず体に触れている操作部分から変更することにしている。ステアリングは以前ロードスターで使っていたMOMO Prototipo。

追加デジタルメーター(色々な車で使いまわしているうちにすでに廃盤となってしまったブリッツのR-VIT i-Color

オーディオレスを購入したのでBluetoothおよびUSBメモリオーディオプレーヤーを後付。MVH-7200を導入したが、現在は後継のMVH-6600の方がモノが良い。ナビが必要なときはGoogleMapで案内させ、音声をBluetoothでオーディオ側から出力するという使い方。

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シートレールの高さが気になったので、ローポジションシートレールを導入。

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シフトノブは、位置が低いので球形のものを選ぶと操作性が上がる。

ブレーキ交換についてはこちら

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タイヤについては、ナンカンのNS-2Rに変更してサーキット走行。その後、FINALIST595 EVOに変更。レビュー記事はこちら↓

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HA36アルトワークスのレビュ

大きさとパワーのバランス。軽量のアルトは峠道が楽しい

日本の道路幅に対して、現代の車は大きくなりすぎた。特に、細い峠道を気持ちよく走ろうとするには、軽自動車はちょうどよい大きさである。ここに670kgの軽い車重とターボのパワーが加わる。楽しくないはずがない。

ステアリングのフィーリングもとても素直。この手の車はパワーを上げて、デフを入れると面白くなるかとも考えたが、ノーマルの馬力の場合はデフで食われるロスの方が得られる恩恵より小さいかも。

フロントブレーキパッドとローターは社外品に交換しているが、リアのドラムブレーキは純正のままで問題なし。シンプルにガツっと一発聞いてくれるドラムの方が相性が良いね。

純正サスは、コシがあるセッティング。スポーティという感じ。多少荒れた路面でも駆動輪をきちんと接地させてくれる。

弱点があるとすればAピラーの位置。Rがきつい右コーナーでは視界の邪魔になる。サーキットでは気にならなかった。

サーキット走行

妻の通勤車なので、あまり派手なことはしていないが、日光サーキットも走行してみた。

タイムは…微妙。ノーマルのS660で走行した時のタイム(2回目)が45.146だったのでそれよりは遅い。

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理由は、タイヤと制御。

1)タイヤが寿命間近のNANKANG NS-2Rだった。対してS660は新品のネオバ。

2)横滑り防止装置およびトラクションコントロールの介入と思われるロスがあった。完全OFFで走行したS660の方が有利。アルトワークスにも、制御完全カットの方法はある(走行時は知らなかった)。

今回のサーキットのタイムの違いは、タイヤを変えたアルトワークスと、ノーマルのS660での話。アルトワークスはS660に比べ販売個体数も多いため、チューニングパーツも豊富だ。パワーを上げてやればサーキットでも、もっと楽しいクルマになるだろう。

ホイールベースは2,460mm。一昔前では考えられなかった程長く、スズキの他の軽自動車とプラットフォームが共有香されていると思われる。このロングホイールベースのおかげてリアの滑り出しも比較的穏やかである。

維持費

軽自動車は、とにかく維持費が安い。自動車税は10,800円/年。部品代もタイヤ代も安く済む。おまけに、燃費も20km/L程度なのでガソリン代も安い。エンジンにチューニングをしていないのでガソリンはレギュラーガソリンを入れている。

これで、峠からミニサーキットまで楽しめるクルマである。人気が出るもの当然だ。「素」の車に近い楽しさを味わえ、かつ日常生活の足としても大活躍のアルトワークス。これからの時代、ハイブリッド車や電気自動車が台頭し、安全装備も充実して車重は増加していくことだろう。アルトワークスのような軽量なクルマは姿を消していくと思われる。

乗るなら今のうちに楽しんでおこうと思う。

HA36Sの中古車価格

新型アルト(HA37)がデビューした。これに伴い「ワークス」グレードを期待していたがまだそのアナウンスはない。その結果、2022年5月現在、中古車市場ではHA36Sは値上がり傾向が続いているようだ。

HA37のワークスが出るかどうかわからない今、こういったクルマに乗れる機会はそれほどなくなっていると思われる。S660の異常な価格高騰は、本来の軽自動車のあるべき姿からはかけ離れた売買となっていたと個人的には考えている。そこで、まだ価格がそれほど高騰していないうちに中古で購入するのも良いだろう。

わが家のHA36Sは、走行距離800kmの試乗車上がりのMTを近くのディーラーで購入したのだが、当時の乗り出し価格が118万円。同じような条件の車両は130万程で売られているので、10万円程の値上がりということになる。流通する車両の走行距離が増えていくに従い価格は低下していくと思われるが、高値傾向は維持されるだろうと考えている(私には残念ながらそういった「売買センス」がないことに加え、わが家のアルトワークスはすでに13万kmを走行しているため、恩恵は無い)。

中古車購入にあたり不安となるメンテはしっかり行いたい。ただ、価格は抑えたい。そこで、ディーラー販売の中古車だけにこだわらず、割安の中古車を探すという選択肢もオススメ。今まで、ディーラー以外で中古車を何度も購入ているが、違法改造ではない限り、ディーラーに持ち込めばきちんとメンテしてもらえた。
レア車輌の場合は、争奪戦になることもあるので、中古市場で大きな流通量のある大手のガリバーなどが提供している中古車無料お探しサービスプログラムに申し込んでおけば、自分の希望にあった車輌を探してくれる。大手は流通量も多く更新が頻繁なので、希望だけ伝えてあとは待つだけだと楽。その間に別の中古車サイトを巡回して探すことで、効率的に希望の中古車に巡り会えると思う。



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