雨の日のサーキットは練習になるという話

梅雨の季節。梅雨があけると、夏本番となる。この頃から夏にかけてはアタックができない(吸気温も路面温度も厳しく、タイムも出にくい)環境になっていく。こんな雨の時こそ、サーキットでコントロールの練習。走行の予定が合えば、雨でもサーキット走行することにしている。以前乗っていたNB8Cの話である。

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ウェットだから車両挙動を学ぶ練習になる

私は、ウェットのコンディションでも大きくセッティングを変えることはしない。減衰柔らかめに、空気圧高めにする程度(レースだとさすがにタイヤは替えるが)。この車両には、LSDが入っているのと、この時のバネがフロント10/ リア8(単位は[kg/mm])。さらにはタイヤの溝もストリートラジアルなので深くはない。それでも、車両の挙動を掴むことを目的としてウェットのコンディションを利用していた。

ウェットではタイヤの限界が低い。これにより、ドライ路面より低速に限界挙動が出る。スピードを高めに進入して加速しようとすると、オーバーが簡単に出てしまう。ドライより低速でこの挙動が出るため、コントロールの練習になるのだ。

絶対的な速さはともかく、どういった操作をするとどういう挙動が出るのか、そしてそれを立て直すにはどういう操作が必要かを学ぶことができる。

操作の粗さが挙動の乱れにつながっている。まぁ、それも含めて本人は楽しんでいる。

動画ではガラコをフロントガラスに塗っているのでドライバーから見ると割と前方が見えている。もし雨の日を走行する場合、フロントガラスの撥水の再施工や、ワイパーの交換などを行ってからの方が良い。ということで、こんな雨が続くときでも、視界を確保して、安全にクルマを楽しもう。

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