純正車載工具の紹介と車載工具のアップグレード

長期連休で遠出する際には、クルマを利用する際事を考えている方も多いだろう。一方で、連休中は修理工場やディーラーなどが休業している。万が一出先で事故や故障が発生した際に、軽微なトラブルであれば車載工具があるだけでなんとかなる事が多い。この記事では、純正の車載工具の概要と、万が一に備えて、純正工具ではカバーできないトラブルに対応するための必要最低限な工具を紹介したい。

目次

長期連休中のドライブの万が一に備える

一番大事なのは、長距離ドライブの「前に」クルマの点検をしておくこと。長距離ドライブ前の点検についてはこちらの記事を参照

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車載工具の紹介

クルマのトラブルで一番多いのは、パンクやバッテリーあがり。事前の点検で対策するのが最も効果的だろう。しかし、どんなに点検を行ってもトラブルは発生するもの。車には「車載工具」が搭載されている。万が一のときのために、車載工具がどこに搭載されているのかは知っておこう。

以下はフリードの例だが、フリードの場合は、リア右後ろの室内にパンタグラフジャッキと呼ばれる折りたたみ式のジャッキと牽引フック、タイヤを締めるためのレンチ、マイナスドライバーが搭載されている(軍手は筆者が追加したもの)。

パンタグラフジャッキを動かすためのフックと、それに組み合わせて使えるホイールレンチ、マイナスドライバーが入っている。

最近のクルマは、スペアタイヤが廃止され、パンク修理キットが搭載されている。フリードの場合は運転席下に収納されている。パンク修理キットには付属の空気入れがついているので、覚えておこう。

シガーソケットから電源を取得して使う事ができる。出先で空気が足りなくなったときにも役に立つ。

これらが純正で搭載されている工具だ。車種によって異なるものの、最近のクルマの基本セットはこんな感じだろう。

ちなみに、純正のパンク修理キットは液体をタイヤに充填させるタイプで、タイヤ交換の際に修理剤がホイール内部に広がって掃除が大変なので個人的には使いたくない。小さなパンクであれば、空気を入れながらだましだまし近くのガソリンスタンドまで持っていき、パンクリペアしてもらうか、以下の様なパンク修理キットを使用すればホイール内部が汚れない。

パンクについては上記方法でどうにかなるが、それだけでは流石に心もとない。様々なトラブルを想定して、車載工具をグレードアップしておくことをおすすめしたい。以降は、緊急用として比較的安価に揃えられる工具とを紹介していく。

オススメの車載工具の紹介

筆者の車載工具は、昔購入して使わなくなった工具セットや、新しく揃えて重複した工具、セール工具などを組み合わせたもの(なので、年季が入っているものもある…)。

ソケットとハンドルツール

クルマのネジ取り外し全般で使用するのがソケットとハンドルツールの組み合わせ。クルマのボルトを外すには必須。ソケットだけ交換すれば様々なサイズのネジを取り外せるのも車載には丁度よい。

国産車であれば、8mm、10mm、12mm、14mm、17mmがあれば緊急用としては十分。緊急用であれば、安いセットものでも良いだろう。セットで買うと、13mm、15mm、19mmまでついてくる。

ハンドルツールとしては伸縮できるモノが、力もかかりコンパクトになるのでオススメ。

さらに、私はハンドルバーとラチェットアダプターを組み合わせたものを車載している。一度使うと手放せない程便利なのだが、車載に必要かというと、そうでもないと思う。こちらの記事で紹介している。

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メガネレンチ

最近のエンジンルームは狭いので、ソケットでは入らない場所などで使用するメガネレンチがあると重宝する。バッテリー交換に必要な工具は大体10mmがあればいいので、私は8mm×10mmを1本持っている。車載スペースが十分あるクルマなら、セットで購入しておけば心強い。

ペンチ・ニッパーなどのプライヤー類

忘れがちだけど、絶対積んでおくべき工具としてオススメはプライヤーとバイスグリップ。

金属をつまんだり、切ったり、針金を巻き付けたりといった応急処置をするために必ず必要になる。

また、ボンネットが閉まらない、ドアが曲がって閉まらない、フェンダーをぶつけてタイヤに干渉したからなんとかしたい、などの際に「走れる状態にする」ときに役立つのがロッキングプライヤー。金属を強く挟む事ができるので、無理やり曲げることができる。

だいぶ昔、山道で溝に落ちたクルマを助けたことがあるが、溝から引っ張り出した後、タイヤがリアフェンダーに干渉して走れなくなってしまっていた。そこで、これを使ってリアフェンダーを引っ張り、さらに浮いたボンネットを無理やり曲げて閉めて走れるようにした経験がある。小さいツールだが、これがあるとないので自走できるかどうかの境目になった経験があるため、常備している。

なお「バイスグリップ」という商品が有名。私もメインの工具はバイスグリップを揃えている。ちょっとした板金、整形、保持にはなくてはならないツールの一つ。

ドライバー類

マイナスドライバーは車載工具に付属していたので、そちらを使うことにした。そもそも、最近の車でマイナスドライバーを使うシーンはほぼない。プラスドライバは、1番~3番があればいいが、3番を使うことはあまりないので緊急用としては1番2番を持っていればいいだろう。ちなみに、ミニドライバーがあると狭いところに手が入るので便利。

よく使うシーンとしては、純正のバンパーの取り外し等だ。どこかにぶつけてしまった際に1度バンパーを外して、少し直してから取り付ける際に役に立つ。ウィンカーやテールランプ、ヘッドライトの交換で必要となることもある。

写真はSIGNET製。グリップが持ちやすく、レンチをかける場所もあり、かつハンマーで叩く事もできる優れもので、ガレージで使っていたのだが、セールの際にKTC製のものを手に入れたので車載工具行き。

使用頻度はそれほど高くないので、下のようなセット品で十分だろう。

タイラップ(インシュロック)、針金

取れそうになった部品を暫定固定するためのタイラップ(インシュロック)も必須だろう。針金などもあると、固定に便利。

以上が、緊急用に車載している工具である。これらを、下の様な折りたたみ可能なツールケースに入れて持ち運ぶとコンパクトに収納できる。フリードの場合助手席下に、収納の少ないS660でも助手席シートの後ろ側に積むことができるのでオススメ。

できればこれも揃えておこう

以下は「優しい他人」がいる前提であるものの、搭載しておくといざという時に本当に役立つブースターケーブルと、牽引ロープ。

JAFの一般道路と高速道路での四輪・二輪合計の出動理由、1位が「バッテリー上がり」。私も、田舎道でバッテリーあがりで困っているクルマにブースターケーブルを繋いだ事が何度かある。日頃の点検が重要ではあるが、うっかりバッテリーを上げてしまった等の場合に備えて常備しておこう。

また、不動となってしまった車両を安全な場所まで移動させることができる牽引ロープ。こちらも、人様を頼ることにはなってしまうが、緊急時に対応するために備えておくと心強いだろう。

まとめ

長期連休で遠出する際には、クルマを利用する際事を考えている方も多いだろう。一方で、連休中は修理工場やディーラーなどが休業している。万が一出先で事故や故障が発生した際に、純正工具ではカバーできないトラブルに対応するための工具を紹介した。事前の点検と、万が一のトラブルに備えて、楽しい遠出ドライブを!

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