しばらく日本を離れることになったので、S660の売却に続いて、今度はアルトワークスを売却することになった。妻の通勤車・お買い物車・時々峠ドライブ・雪練車として約14万kmを無事走破したアルトワークスについて、購入から売却までの経緯を記事にしてみた。
S660のような「完全趣味車」の場合、家族の送迎や週末の買い物などで使用するのは厳しい(いや、通勤やちょっとした買い物ならこなせるもんね、何なら猛者はこれでキャンプも行くし、という意見があることは承知していますが)。アルトワークスの強みは、何と言っても普段便利に使用しつつも、運転を楽しめることだと思う。ベースとなったのは、営業車などで使われるアルト。これをターボ化し、専用のサスペンション、ハイグリップタイヤ、RECAROシートを装着したモデルである。車重は670kg(カタログ値、5MT 2WD)。これで峠やミニサーキットが楽しくないはずがない。
軽さへのこだわり
純正セットで走る場合、何ら不満がない。いやむしろ、剛性感すごい。バネレートを上げてタイヤをハイグリップにしてくと不満が出るのかもしれないが、軽自動車とは思えないボディ剛性。それでいてはわずか車重670kg。色々な技術的な課題をクリアしてのこの値だろう。いずれにしても剛性感が高い、かつ軽いボディのお陰でキビキビとした走りを楽しめる。購入したとき驚いたのが、フェンダーが樹脂製。剛性に関与しない部分を樹脂にするのは軽さに効く。
純正からの変更箇所
特に乗っていて不満がなかったので、しばらくノーマルで乗っていた。妻が通勤でも使うので、妻のリクエストや好みを聞きながら改造。
「水温わかんない」 →昔、ZC31につけていたOBDから水温取得するやつを移植。今は廃盤。
「フットレスト無くね?コーナー踏ん張りづらいんだけど?」 →はいはい。こちらをどうぞ。
「ステアリング純正持ちづらい。遠い。」→ロードスターで使っていた中古MOMOステ使ってください。ボススペーサーで手前にしときました。
「シート高くて運転しにくい」 →ローポジくんどうぞ。
ローポジくんの車検対応についてはこちらの記事を参照
「シフトノブ握りにくい」→名門のいいヤツありまっせ。
「ブレーキフィーリング悪い」 →変えときます。
「マフラー変えたいんだけど」→いや、子供の送迎あるからしばらく我慢しません???
「タイヤメンテよろしく~」 →はいはいー
こんな感じで、オイル交換から車検のメンテまで全て私が行うから走っても良し、という条件。整備の一覧はこちらから。
運転すると
まぁ楽しい。軽いボディ、ショートホイールベース。ターボエンジン。5MT。楽しい要素は大体入ってるので楽しくないはずがない。振り回す楽しさは後輪駆動の車に譲るのはその通りなんだけど、FFはFFの楽しみ方がある。フロント荷重が強いので、それを意識した運転をしてやると、リアが「ひょいっ」って曲がる感覚があって楽しい。雪道でも安全に楽しめる。
売却
そんなアルトワークスだが、海外転勤にともない妻もついてくる事になったので、売却。走行距離は約14万kmなので、そろそろ「慣らしが終わったし(笑)子供も大きくなったことだから、マフラー変えて車高調いれますか?」なんて話をしていたところだったが、結局、約40万円程で売却。
まとめ
最後に、峠道を軽くドライブしてきた。次のオーナーがどんな方かわからないが、かわいがってもらってください。
コメント