アルトワークスの車検整備。今回は3回目の車検で、走行距離は12万kmを超えている。そこで、フロントブレーキのOH(オーバーホール)を実施することにした。
以前、74,000km/hの時にフロントパッドとディスクを交換している。そこから約50,000kmほど走行し、走行距離が10万kmを超えたため、一つの区切りとしてブレーキ関連のOHを行うことにした。前回同様、ブレーキパッドはDIXCEL ( ディクセル ) ブレーキパッド【ES】。ローターは、DIXCEL (ディクセル) 製のスリットなしを選択。OHなしで交換する場合や、ブレーキ交換のレビュはこちらの記事を参照。
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フロントブレーキのOH
記事にまとめる都合上、フロントブレーキのOHから記載しているが、実はリアブレーキのOHを最初に実施。結果、リアブレーキの配管ネジを舐めてしまったという致命的なミス。今回はその流れでガレージAzナカザワさんに場所をお借りして作業。
以下のボルトを全て緩めておく(完全には外さない)。
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フレキシブルホースジョイントボルト、キャリパピンボルトを外せばキャリパを取り出せる。次にブレーキキャリパボルトを取り外せば、ステーが外れる。ステーが外れたらブレーキローターを取り外し。
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取り出したキャリパーは作業トレイに分けておく。
キャリパからピストンを抜く
キャリパのブリーダプラグを緩め、状態でフレキシブルホースジョイントボルトの跡地を指で塞ぐ。ピストンの反対側に当て木をセットして、エアをブリーダプラグから吹き込む。
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すると、ピストンが押し出され、取り外すことが出来る。サビもなく、綺麗。ピストンが抜けたら、ピストンシールを取り外す。ピストンシールは再利用はしない。
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ピストンも、このタイミングで新品を使用することにした。
エアコンプレッサーの選び方はこちら
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新しいピストンとシール類をキャリパに組み込む
新品のピストンとピストンシール、シリンダーブーツを組み込む。
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スズキ純正キャリパーピストン:1,705 × 2 = 3,410円
ブリーダープラグも交換しておくと良い: 330 × 2 = 660円
ゴムパーツ部分には、耐熱シリコンブレーキグリスを塗布する。ケミカル類はWako’s。
さて、このシリンダーブーツを入れるのが大変、、、だと思っていたら、一瞬で完了、
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ここはさすがプロ。こんなツールで瞬殺。↓
ブーツのはめ込みは、前回のフリードのOHのときは、ああでもないこうでもないと1時間くらいかかった作業と思う。プロはたった10分もかからず完了。
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ブレーキの組付け
とりあえず新品のローターを置くだけ。
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次に、キャリパのスライドピンのブーツを新品に交換する。特に傷んでる、なんてことはなかったが取り外し時交換の指定があるため、交換しておいた。純正部番55201-81P10。スズキのディーラーに行けば手に入るはずだ。グリス塗布の指示があるので、モリブテン入りのグリスを使用した。
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次に、ブレーキキャリパボルト、キャリパピンボルト、ブリーダープラグ、フレキシブルホースジョイントを取り付ける。グリスアップしたら、元通り組む。トルクは下記の通り。
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パッド/ローターはDIXCELをリピート。ダスト多めだけど、フィーリングが嫁好みだそうだ。ちなみに、ホイール洗うのは私だ。
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フルードの補充とエア抜き
ブレーキフルードを切らさないよう念入りにエア抜き。
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エア抜きも、ブリーダーツールで一発。プロは手際良すぎ。フリードのOHのときは自宅だったので嫁にめちゃくちゃブレーキ踏んでもらった。
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最終チェックも含めて、最後は人力でエア抜きを実施して完了。
ロードスター時代からずっとお世話になっているガレージAzナカザワさん。一緒にレースに出てる仲間でもあり、いろいろ教えてくれる人生の先輩でもあります。ありがとうございました。
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パッド、ローターのレビュはこちらの記事を参照
![](https://kurumashikou.com/wp-content/uploads/2020/02/ec_resiz_028-300x225.jpg)
アルトワークスのリアブレーキの交換についてはこちら
![](https://kurumashikou.com/wp-content/uploads/2022/12/image-300x225.jpg)
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