S660 44G製クラーケンのオイルクーラーのファン配線と効果確認

S660へのオイルクーラー(44Gクラーケン)の取り付けが完了(こちら)したので、その際にオプションでオイルクーラーファンを取り付けた。

目次

S660のオプションカプラから電源の取得

私のS660は自作のオプションカプラを利用して電源を取得している。オプションカプラの作り方はこちら

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このオプションカプラからACCを取り出しているので、クーリングファン電源はこのACC(アクセサリ)を使用する。

オイルクーラーファンの取り付け

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オイルクーラー取り付け前に、12V電源を接続し、事前に動作確認を完了している。結構な勢いで回る。

S660 オイルクーラーのクーリングファン配線と効果確認(机上動作確認)

オイルクーラーファンの配線

オイルクーラーファンは、キノクニエンタープライズ製。「消費電力3.6~4.8Anp」とある。電流が最大4.8A流れるっていう事だと思う(AnpはAmp(アンペア)、[消費電力]は[消費電流]か)。

660へのオイルクーラー(44Gクラーケン)の取り付けの際に、配線は車室内に引き込み済み。

念のため、電装品の消費電力は計算しておこう。方法はこちら↓

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S660 オイルクーラーのクーリングファン配線と効果確認(室内配線取り出し)

サイドガーニッシュの下に通っている配線に這わせていく。なお、サイドガーニッシュを外すためにはシートベルトの取り付けボルトを緩める必要がある。

S660 オイルクーラーのクーリングファン配線と効果確認(サイドガーニッシュ取り外し)

太い配線が通っているので、それに沿わせるように配線を通す。途中、手持ちの赤色電線の長さが足りなくなったので、青色の配線に変更。同じAVS0.75sqを使用している。

S660 クーリングファン装着(配線)

ヒューズボックスから出ているオプションカプラの配線取り出し口付近まで配線したら、ここでギボシ端子を取り付けておく(ギボシ端子のカシメ方はこちらの記事を参照)。

スイッチの取付

オイルクーラーは、手元のスイッチでON/OFFできるように、ステアリングコラムに取り付けた。

S660 クーリングファン装着(ステアリングコラムカバー配線)

使用したスイッチは、エーモンのロッカスイッチ。流せる電流容量に注意。これは10Aまで流せる。

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はんだ付けして、スイッチ周辺を絶縁テープで巻いておくこと(当然、ACC電源が流れているので、アースにショートしたらヒューズが飛ぶから注意)。

S660 クーリングファン装着(ステアリングコラムカバースイッチ)

同じ理由で、しっかりとコルゲートチューブで保護して、ステアリングコラムカバーの裏側に配線。

S660 クーリングファン装着(ステアリングコラムカバー配線)

結線は、ヒューズボックス下で行い、オプションカプラのACCに接続すれば完了。

S660 クーリングファン装着(配線の整理)

ちょっと散らかっていたので長さを適切に切りそろえて、下写真のようにまとめてカバーの中に隠す。右足に絡まったら大変だからね。

S660 クーリングファン装着(ステアリングコラムカバー配線)

搭載スイッチは↓のように取り付けられた。

S660 クーリングファン装着(室内配線完了)

これなら、シートベルトをした状態でも余裕で操作ができる。

サイドガーニッシュをもとに戻す。シートベルトの取り付けボルトの規定トルクは32N・m。安全装備なので、トルク管理しよう。

S660 オイルクーラーのクーリングファン配線と効果確認(シートベルトトルク確認とサイドガーニッシュ取り付け)

トルクレンチの選び方についてはこちらの記事を参照

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動作確認

ACC(アクセサリ)に入れて、動作を確認。ちなみに、ブレーキもクラッチも踏まずにスタート・ストップスイッチを2回押すと、アクセサリモードになる(エンジンはかかっていなくて、ACCにつながった電源がONされる)。

取り付けたクーリングファンスイッチをONすると「ファァアァァァァァァァン」と、ちょっと大きめの音がなる。走行中は、エンジンや風切り音があるので気にならないレベル。動作確認OK。

ファンを起動させると、環境にもよるだろうが外気温5℃、油温90℃でファン起動(20秒)で5℃低下した。効果アリのようだ。

まとめ

S660はMRレイアウト&オイル容量が少なく、サーキット走行を前提とするならばオイルクーラーはマストアイテムと考える。今回はオイルクーラーにオプションのクーリングファンを取り付け、室内の配線を行った。

サーキットでの高負荷時走行で最終的な効果確認を行いたい。

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